上野研究室

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ケアの社会学――当事者主権の福祉社会へ

2011.08.04 Thu

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――超高齢社会における共助の思想と実践とは何か?!

――「ケア」関係における当事者主権とは何か?!

社会の高齢化が進む中で、今後ますます重要性を増してくる「ケア」の問題は、これまで十分に冷静な議論がなされてきたとは言えない。介護労働者が不足し、 そのニーズが増す一方で、彼/彼女らの労働環境は、現在も低水準が維持され続けている。

さらに「ケア」は家族の心情や道徳意識に強く働きかける領域である が故に、主婦などの無償の奉仕労働として扱われがちである。こうした問題の批判的検討に加えて、本書はこれまでもっぱら「ケアする側」の立場から語られて きたこの問題を「ケアされる側」の立場から捉え返し、介護現場における「当事者主権」とは何かを明らかにする。

『家父長制と資本制』で切り開かれた家事労働論・再生産論をさらに先へと押し進めた、上野社会学の集大成にして新地平!!

調査期間10年、総計500ページ超!

カテゴリー:近刊案内

タグ:高齢社会 / 上野千鶴子

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