上野研究室

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シンポジウム「戦時性暴力と文学」@立命館大学衣笠キャンパス(京都府・京都市)

2014.03.07 Fri

【立命館大学生存学研究センター特別企画 シンポジウム】

◇会場:立命館大学衣笠キャンパス創思館401・402教室

◇司会:西成彦(先端総合学術研究科・生存学研究センター長)

◇講師:

  • 彦坂諦(作家)
  • 成田龍一(日本女子大学)

◇コメンテータ:

  • 上野千鶴子(先端総合学術研究科)
  • 牧野雅子(京都大学アジア研究教育ユニット研究員)

◇趣旨:

このほど集英社から

『コレクション・戦争×文学』(全20巻、および別巻)が刊行され、

戦後70年を経ようとしている今日、アジア太平洋戦争の記憶を

正しく定着させる努力があらためて始まっている。

そうしたなかで、生存学研究センターでは、来年度以降に予定している

「生存学・ジェンダー論セミナー」に先駆け、「戦争と性暴力」をめぐる

シンポジウムを企画する。

ゲストには、『ある無能戦士の軌跡』『男性原理』などで

戦場での性暴力を粘り強く男性側の目線から論じてきておられる

作家の彦坂諦さん、および上記『コレクション・戦争×文学』の

編集委員のひとりであられた成田龍一さんのお二人をお招きし、

日本周辺地域における戦争を語る時に、

はたしてどうすれば「性暴力」の問題を俎上にあげられるのか、

それを「文学」の可能性の問題として問うてみたい。

そして、司会の西と彦坂・成田両氏のやり取りを受けて、

第二部では、生存学研究センター運営委員の上野千鶴子さんと、

『刑事司法とジェンダー』で注目を浴びる牧野雅子さんという

二人のフェミニストからのコメントを口火にして、

あらためて「戦争と性暴力」に対する語り口を模索したい。

カテゴリー:ちづこの手帖