『私たちのからだ、私たち自身(Our Bodies, Ourselves、略称OBOS)』という本をご存じですか? 1970年代はじめ、ボストンの女たちの活動から生まれた、女たち自身の経験と知識にもとづく女のからだと健康についての百科全書ともいうべき本です。日本でも『女のからだ』と『からだ・私たち自身』(これはWANの出発点である松香堂書店から出版されました)というタイトルで2度翻訳出版されているように、現在まで何度も改訂を重ねながら、世界中で広く愛読されてきました。

OBOSが発した「女の自立は自分のからだについて知ることから始まる」「女(わたし)のからだについて一番よく知っているのは、医者でも男でもなく女自身」という力強いメッセージは、数え切れないほどの女たちの共感を呼び、女が自分の言葉でからだや性について語り、行動するための自信を勇気を与えてきました。
 
そのOBOSの母体であるボストン女の健康の本コレクティブ(Boston Women's Health Book Collective)がいま、財政難による活動継続の危機という困難に直面し、緊急の基金集めキャンペーンを展開中です。OBOSを応援したい人はもちろん、これまでOBOSについて知らなかった人も、どうぞ以下のサイトを覗いてみてください。

http://action.ourbodiesourselves.org/page/content/obostaughtme/