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『語り得ぬもの 村上春樹の女性(レズビアン)表象』 渡辺みえこ 

2009.09.03 Thu

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村上春樹のベストセラー小説『ノルウェイの森』の、「あの子」と名指される13歳、魔性のレズビアン美少女を、地下の「やみくろ」として読解した.レイコを狂わせ直子も死に追いやるこの少女は発表から22年いまだ発見されていない。『スプートニクの恋人』とともに女の恋愛の語られなかった部分として、最も見えにくい関係である女が女に向けた愛を扱った二作品を、物語時間の1960年代末の女性同性愛の位置づけを見据えながら分析した。
また日本文学の中の女性(レズビアン)表象として、金原ひとみ『アッシュベイビー』の桃源郷、異性愛を超えた「家族」物語、落合恵子の『偶然の家族』、父殺し・父権制の切断『中国の植物学者の娘たち』、村田喜代子『雲南の妻』女性婚のユートピアは何故終わったのか、金蘭契・中国女工間の同性愛、杭州の女性無理心中事件、武田泰淳「美しき湖のほとり」なども分析した(渡辺みえこ)。








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