
4階ベランダ
NPO法人リカバリーは、「様々な被害体験を背景に、精神疾患や障がいを抱える女性を包括的に支援する」目的で、2002年9月、北海道札幌市に開設されました。現在は「障害者総合支援法」に基づく、3事業、4施設を運営しています。
2017年5月4日深夜、運営するグループホームが火事になりました。
実は、2013年12月にも共同生活型の別のグループホームを火事で焼失する経験をしています。この時は、屋根の雪を溶かす装置の劣化によるもので、入居者全員が避難して無事でした。
今回の火事は、30世帯が入居するマンション型グループホームでおきました。法人が借りているのは6世帯分ですが、火事の原因は入居者の過失でした。彼女の部屋は全焼。けれど奇跡的にグループホームの利用者を含めて、けが人もなく無事でした。まさに「護られている」と感じます。
しかし今回の出来事で、法人の事業が継続出来るか危ぶまれました。重い重複障がい、しかも多くは暴力の被害を体験しており、回復のプロセスには長い時間が必要です。それは十分わかってやってきたけれど、周囲の方々を巻き込むような事態になり、その責任の重さにくじけそうになります。
火元の両隣、真下の部屋は使用できなくなり、2人の利用者が現在の仮住まいのままです。今までのところ、損害賠償のような話にならず、火災保険がようやく適用になってマンションの改修工事が始まりました。
この半年間、スタッフは不眠不休で後処理に追われ限界を迎えています。仮住まいの家賃や光熱費など、費用的な負担も重くのしかかります。
そうしたことから今回、WAN基金のプロジェクト指定寄付による助成金事業を知って申し込みをいたしました。もう少し先には、入居者全員でまたグループホームでの生活が出来ることになりました。それまでなんとか持ちこたえたいと思います。
みなさまのご寄付をいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
■ 特定非営利活動法人リカバリー 代表 大嶋 栄子 ■
NPO法人リカバリーへのプロジェクト指定寄付へのご寄付は、
「WAN基金 NPO法人リカバリー・プロジェクト指定寄付へ」とご記入のうえ、下記あてに、お振込ください。
■振込先: 三井住友銀行三鷹支店普通預金口座 7333042 「認定特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク」N
■問合せ先:WAN基金 事務局:wankikin2018(あっと)wan.or.jp
(あっと)を@に変換してメールを送信してください。




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