皆さんごきげんよう、gender_atomicでございます。テレビコマーシャルに対する苦情は昔からありますよね。
1975年の「私作る人。僕食べる人」というハウス食品のCMなどインターネットが普及する以前は
多くの女性団体がテレビ局や広告代理店に苦情申し立てしていたでしょう。

2016年の炎上広告は、25歳の誕生日を迎えた女友だちに「今日からアンタは女の子じゃない！」「かわいいという武器はもはやこの手にはない！」と言い放った資生堂「インテグレート」や
「オジサンたちは電車内で化粧する女性を見て傷ついている」の東急電鉄のマナー向上広告「車内化粧篇」が印象に残ってます。
2017年は、男性から彼女の「生理」についてアンケートを取ったユニ・チャームとC CHANNELが浮かびます。

2018年にはCMに対す苦情に変化が見られます。これまで沈黙を貫いてきた男性が抗議に加わるようになったのです。
自由に使えるお金が少ないと嘆く主婦が、夫に向かって「安い電気に替えるか、稼ぎのいい夫に替えるか」と脅す「ENEOSでんき」
ブサイクな男性に好意を持たれた美人の女性が嫌悪感を示す「ALFACE」
花嫁が二股をかけていた男に「俺は君の何だったんだ？」と問い詰められ、冷たく「保険」と言い放つ「保険のビュッフェ」
これまで男性が黙っていたのをいいことに調子に乗った広告代理店がお灸を据えられたようですね。

性別を問わず人々が「性差別」に敏感になっていることが、酸素のように助燃しているものと考えます。
参考にしていただければ幸いです。