
「明治改元」から150年を節目として、政府が音頭を取り、地方自治体を巻き込んで、明治を近代化の偉大な成功物語として礼賛する言説が創り出されています。それがどのような問題を孕むのか、政府とは別の尺度から、「明治」を問いなおしたのが本書です。とくに、政府の言説からこぼれ落ちている、アジア・植民地・ジェンダー・セクシュアルマイノリティの視点で「明治」を問いなおすとどのようなものが見えてくるのか、第2部および座談会で考察しました。
1968年の「明治百年」の時と比較しつつ、現在、私たちが立っている足元を歴史的に確認するために、日本を代表する4つの歴史学会が共同して本書を編みました。
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貧困・福祉
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