2010.03.19 Fri
最近日本でも何かと話題の「他人との共同生活=シェアハウジング」。海外ドラマや映画から漠然としたイメージは持っているものの、実際にどんな生活なのかはあまりよく知られていない。本書では、他人と暮らす11人へのインタビューから、日本でのシェアハウジングの実態、その経済的/非経済的な利点と困難、家族と暮らすことや一人で暮らすこととの関係について考察している。ネットカフェ難民や若年ホームレス、ニートやひきこもりなど、居住と家族をめぐる制度的欠陥が顕在化する現在、他人との衝突は避けうるものでもなく、避けるのが望ましいものでもなく、むしろ、利害の異なる他人といかに円滑に衝突するかを考えるべき。
「いやあ、でも、私は他人と暮らすのは煩わしくて無理だなあ」という方こそ必読。見方を変えれば、家族や恋人だって立派な他人です。(久保田裕之)
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