2019年10月13日(日)~11月30日(土)の期間に、「第41回ぎふアジア映画祭」が開催される。インド、ラオス、ミャンマー、シリア、ブータン、タイ、中国、韓国、日本などを舞台にしたアジア映画が合計15本上映される。ここで、作品のいくつかをご紹介したい。
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『バジュランギおじさんと、小さな迷子』(インド)は、インドからパキスタンへおじさんと少女の二人旅で、奇跡が巻き起こる。
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
2015年/インド/159分
監督:カビール・カーン
出演:サルマン・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ、カリーナ・カプール
配給:SPACEBOX
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『ゲンボとタシの夢見るブータン』(ブータン)は、世界で初めてのブータン人によるドキュメンタリー。兄のゲンボは寺院の継承問題に悩み、妹のタシは自分が男の子と思い、サッカーの代表チームに入るのを夢見る。子どもたちの夢と親の願いの葛藤を静かに語りかける。
『ゲンボとタシの夢見るブータン』
ドキュメンタリー/2017年/ブータン・ハンガリー合作/74分
監督:アルム・バッタライ、ドロッチャ・ズルボー
出演:ゲンボ、タシ、テンジン
配給:サニーフィルム
(C)ECLIPSEFILM / SOUND PICTURES / KRO-NCRV
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『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(タイ)は、天才的な頭脳を持つ高校生リンのカンニングビジネスの話。規模も手口もどんどんエスカレートし、緊張もピークとなる。
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(PG12)
2017年/タイ/130分
監督:ナタウット・プーンピリヤ
出演:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、チャーノン・サンティナトーンクン
配給:ザジフィルムズ/マクザム
アジアフォーカス・福岡国際映画祭2017 観客賞受賞
(C)GDH 559 CO., LTD. All rights reserved.
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韓国特集はイ・チャンドン監督の『バーニング 劇場版』と『ペパーミント・キャンディー』、ホン・サンス監督の『夜の浜辺でひとり』の3本立。韓国の今昔を知ることができる。
『バーニング 劇場版』(PG12)
2018年/韓国/148分
監督:イ・チャンドン
出演:ユ・アイン、スティーブン・ユァン、チョン・ジョンソ
配給:ツイン
第71回 カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞/バルカン賞受賞
第91回 アカデミー賞®外国語映画賞<韓国代表>受賞
(C)2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
『ペパーミント・キャンディー』
1999年/韓国・日本合作/130分
監督:イ・チャンドン
出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ、キム・ヨジン
配給:ツイン
第53回カンヌ国際映画祭 監督週間正式出品作品
『夜の浜辺でひとり』
2017年/韓国/101分
監督:ホン・サンス
出演:キム・ミニ、ソ・ヨンファ、クォン・ヘヒョ
配給:クレストインターナショナル
第67回 ベルリン国際映画祭(2017) 最優秀女優賞(銀熊賞)受賞
(C)2017 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.
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『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(日本)は、原作が岐阜市出身の宮川サトシのエッセイ漫画。パワフルな母と息子サトシの物語。岐阜県内でロケされた感動の実話。当日は宮川サトシさんのトーク&複製原画展が開催される。
『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』
2019年/日本/108分
監督:大森立嗣
出演:安田顕、倍賞美津子、松下奈緒
配給:アスミック・エース
©宮川サトシ/新潮社 ©2019「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」製作委員会
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優秀映画鑑賞推進事業作品は『独立愚連隊』『日本のいちばん長い日』『けんかえれじい』『東京流れ者』。
ぎふアジア映画祭は、41年の歴史を持つが、2002年から市民ボランティアを積極的に受け入れている。現在は市民スタッフ(ボランティア)と協働で、作品選定や運営を行っている。ぜひ、期間中に足を運んでみてほしい。公式ウエブサイトはこちら。(山田祥子)
ぎふアジア映画祭公式ウエブサイト http://gifuasia.com/