2010.05.27 Thu
アメリカで取り組まれているDV再発防止や予防のためのプログラムの実際を調査レポートした本書は、どのような支援が被害者・加害者・子どもたちそれぞれに行われているのかを具体的にまとめ、わが国で模索されているDV施策や自治体の計画に貴重な示唆を与えるものとなっている。また、日米の取り組みの歴史や現状についても触れ、これまでのDV問題対策の全体像をつかめるように工夫している。とりわけアメリカの各種DVプログラムの歴史は、日本にこれまで資料がなかったため、貴重である。各章のコラムでは、滞米中の筆者のプライベイトなエピソードを綴り、海外旅行を計画している方にとっては必読の情報(?)満載となっている。本書は、現場で日々DV問題と格闘されている方々、DV問題に関連する施策立案者の方々、DV問題に興味を持つ研究者や学生の方々、そしてDV問題に関心のある一般の方々にぜひ手に取っていただきたい一冊である。(山口佐和子)
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