
アラフォーおひとり様からの「こわくない老後」
「私たち、老後はみんなで一緒に暮らそうよ」
「いっそ、仲間で暮らせる施設って作れないかな」
女友達と、そんな話をしたことはありませんか? 私はあります。
本書は、バンギャル(=ヴィジュアル系バンドのファンの総称)仲間であるライターの藤谷千明さんと漫画家の蟹めんまさんが、バンギャルやオタク仲間とのこうした「明るい老後」が実現可能なのかを、各現場に取材し検証していく、ルポ・エッセイです。
本書最大のポイントは、副題にもついている「こわくない」。
老後には自己資金が2000万円必要、悲惨な孤独死、介護鬱、施設での虐待……そんなセンセーショナルなニュースばかりが取り沙汰され、老後や介護について考えると憂鬱だったり、こわくなったりするような社会の風潮に対して、著者ふたりは立ち向かいます。バンギャル的ユーモアと、オタク仲間のネットワークを武器に。
めんまさんは、本書を制作している4年間に、祖父の介護と看取り、父の急逝を経験し、高齢の母との同居を開始します。祖父の介護を「ローディー(バンドのライブなどで楽器の設置や調整などをするスタッフのこと)」と表現したり、大往生を「祖父のラストギグで銀テープが飛んだ」と表現したり。介護・老後問題のまさに当事者が放つバンギャル的ユーモアに、「救われた」という読者の声も実際に届いています。
藤谷さんは現在、女オタク4人でのルームシェア生活中。その延長上に「老後は気の合う仲間と」が可能なのか、同居人からのリアルな声も集まりました。著者ふたりの貴重な経験にもとづいた、血の通った「老後・介護」本になっています。
さらに著者のおふたりは、本書制作に前後して介護資格を取得。日本最大級の老人ホーム・介護施設検索サービス「LIFULL介護」に監修いただき、解説ページも充実させました。
30代40代から、身構えず、等身大の自分のままで「老後」を考える。
本書がそのきっかけになればと願っています。
◆書誌データ
書名 :バンギャルちゃんの老後:オタクのための(こわくない!)老後計画を考えてみた
著者 :藤谷千明・蟹めんま
頁数 :192頁
刊行日:2023/3/24
出版社:ホーム社
定価 :1320円(税込)
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