
「岸田軍拡」がもたらす最悪のシナリオを気鋭の論客らが警鐘!
昨年12月、閣議決定として突如公表された「安保3文書」。そこには日本の戦後の安全保障政策を大転換する、戦慄すべき内容が含まれていました。
防衛予算をGDP比2%まで大幅に増額し、敵基地攻撃が可能な長距離ミサイル等を保有し、自衛隊と米軍のさらなる一体的運用をすすめる――。質的にも規模的にも、日本のこれまでの防衛政策を大きく逸脱しています。
たしかに、ロシアのウクライナ侵攻や台湾をめぐる米中間の緊張など、日本も世界の安全保障環境と無関係ではいられないことは確かでしょう。でも、だからこそ、大国の狭間に位置する日本が、このように過大な軍事力を備えることを宣言すれば、かえって戦争の火種をばらまくことになるのではないでしょうか。
そして集団的自衛権を行使可能とし、敵基地攻撃まで可能とすれば、最悪の場合、日本自身が意図せず戦争の当事国となってしまうシナリオもありうる――。
そうした危惧を抱く研究者とジャーナリストが結集し、1月に同志社大学グローバルスタディーズ研究科の主催で開催された緊急シンポジウムがこのたび『日本は本当に戦争に備えるのですか?』(大月書店)として書籍化されました。
5人の書き手はいずれも、それぞれの専門分野から、この「岸田軍拡」の危険性を具体的に指摘しています。緊急出版の申し出にも快く応じていただきました。
「新しい戦前」との不吉な言葉も交わされるなか、日本みずから戦争の火種を招く事態を黙って見過ごすわけにはいかない――。著者たちの警鐘に耳を傾けていただけることを願います。
岡野八代・志田陽子・布施祐仁・三牧聖子・望月衣塑子[著]
『日本は本当に戦争に備えるのですか?――虚構の「有事」と真のリスク』
1,650円(税込)大月書店刊
http://www.otsukishoten.co.jp/book/b623114.html
◆書誌データ
書名 :日本は本当に戦争に備えるのですか?――虚構の「有事」と真のリスク
著者 :岡野八代・志田陽子・布施祐仁・三牧聖子・望月衣塑子
頁数 :200頁
刊行日:2023/4/20
出版社:大月書店
定価 :1,650円(税込)
慰安婦
貧困・福祉
DV・性暴力・ハラスメント
非婚・結婚・離婚
セクシュアリティ
くらし・生活
身体・健康
リプロ・ヘルス
脱原発
女性政策
憲法・平和
高齢社会
子育て・教育
性表現
LGBT
最終講義
博士論文
研究助成・公募
アート情報
女性運動・グループ
フェミニストカウンセリング
弁護士
女性センター
セレクトニュース
マスコミが騒がないニュース
女の本屋
ブックトーク
シネマラウンジ
ミニコミ図書館
エッセイ
WAN基金
お助け情報
WANマーケット
女と政治をつなぐ
Worldwide WAN
わいわいWAN
女性学講座
上野研究室
原発ゼロの道
動画






