女の本屋

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こわかったら、ちょっとだけ目をとじて。『地震の夜にできること。』 松本春野 

2012.03.24 Sat

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311以後、自分が今子どもだったら、こわくて、不安で、つらくてたまらないだろうとよく思う。

そんなとき、この本を見ておもいだした。

子どもの頃、大人になれば今こわいこともきっと受けとめられる。
それから考えるといい、って言ってくれた人がいた。
それまでは逃げてもいいよ。
受けとめられるときが、きっとくるからと。

大人になって。
こわかったことがこわなくなったわけじゃない。
だけど、経験とか、これまで出会ってきた人たちの影響とかが、いつのまにかわたしに、恐怖に耐えて考える力を与えてくれていた。
あの時は、自分にそんなことができるなんて、信じることもできなかったけど。

不安や恐怖をごまかさず、でもとらわれないこと。
それをつたえる大人がいることが、きっと安心なのだ。
大人もこわくてたまらない、地震の夜には。

(ちびがえる)








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タグ: / 3.11 / 地震