https://www.archives.go.jp/exhibition/より



2025年2月24日まで! 女性参政権記念日4月10日の前におすすめの展覧会です。
https://www.archives.go.jp/exhibition/

令和6年度 第3回企画展 「「普選」と「婦選」―選挙権の拡大とその歴史―」
選挙権の拡大とその歴史ポスター-
【展示会】
会期 令和7年1月18日(土)〜2月24日(月・休)
 ※期間中無休
開館日時 月〜日曜日 午前9時15分〜午後5時00分
※閲覧室の開室日時とは異なります。ご注意ください。
会場 国立公文書館 東京本館
入場料 無料
概要
 令和7年(2025)は、大正14年(1925)に満25歳以上の男子に選挙権が与えられた改正衆議院議員選挙法(普通選挙法)が公布されてから100年、昭和20年(1945)の同法改正で婦人参政権(女性参政権)が認められてから80年となる年です。本展では、近代日本において選挙権がどのように拡大していったのか、その歴史を当館所蔵資料を中心に辿(たど)ります。 国立公文書館のX https://x.com/JPNatArchives/status/1891049881529151747 

***観覧者の感想から***

公文書館を訪ねたのは初めてだった。Xによると国会議員も観覧に来ていたようだ。
今年2025年は、昭和20年(1945)の同法改正で婦人参政権(女性参政権)が認められてから80年となる年だ。
選挙権がどのように拡大していったのか、その歴史を資料をもとにたどっていける。
私がおすすめしたい展示は2つあって、1924年の審議で女子の政社等に参加する賛成・反対論の要旨の記述 https://www.archives.go.jp/learning/archive_collection_2/collection_4/ と、 1945年の敗戦直後、片山哲と中西伊之助に婦人参政権に対する意向を聴きとりした記録 https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F0000000000000217161&ID=&TYPE= (画像データの5ページ目)だ。
当時、女性はどのような存在として考えられていたかがわかる記録だ。あまりのひどさに驚き、口に出して読み上げてしまったほどだ。

夫の意見に従うといった全く意義のない結果になると思う 日本婦人に参政権を与えたところで政治等に全く無関心なかつ無知なものに与えたところで民主主義政治に反する従来のボス政治の旧政党の親玉に親爺の意見に従って投票する位が関の山だ

とあったのだ。
女性参政権獲得の当時、女性はその存在がこの程度に考えられていたという"本音"を目の当たりにし、頭に血がのぼった。展示期間は2月24日と短い。もっと見られて良い展覧会だと思うし、女性参政権記念日4月10日まで展示して欲しかった。展示期間が短いのはとても残念だ。

会場に行かれない人は、国立公文書館 学習コンテンツのサイト https://www.archives.go.jp/learning/ から資料を見ることができる。
中でも、
動画 https://www.archives.go.jp/learning/movie_2/
資料 https://www.archives.go.jp/learning/archive_collection_2/
を見てほしい。