2012.09.27 Thu
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. すでに、賛否両論、話題の江戸川乱歩賞受賞作品です。
高校時代まで、文学少女のフリをしていたわたしには、そして!フェミニスト的には、もう購入せざるを得ないタイトルでした。
もちろん、ドストエフスキー好きには、物足りない部分もあるかもしれませんが、少しくびれた感のあるイワンや、結局凡庸な優男になってしまったアリョーシャなど、高校時代から30年たってしまった自分を振り返ると、妙に納得してしまいました。
ドストエフスキー以外には続編は不可能と言われた『カラマーゾフの兄弟』に残された謎を、こうして大胆にも引き受けた作品が登場したのは大きいと思います。女性だからこそ、引き受けることのできた作品だと考えると、魅力はさらに増すはず。毀誉褒貶については、読者にお任せといったところか(moomin)。