WANミニコミ図書館ブックトークとして行われた以下の最終講義相当講演の動画を公開し、累計41件目の最終講義動画として、WAN最終講義アーカイブに登録しました。

最終講義をされた方:江刺昭子さん
専門分野:ノンフィクション・女性史 最終講義タイトル:江刺昭子の軌跡
最終講義日時:2026年4月日13:00~15:30
会場:渋谷インクルーシブシティセンター <アイリス> 会議室およびオンライン

プロフィール:
1942年岡山市生まれ。64年、早稲田大学教育学部国語国文科卒業。文化出版局の編集者を経て、フリーランスのライターになる。71年、『草饐―評伝大田洋子』を出版し、第12回田村俊子賞受賞。以後、ノンフィクションライターとして学生運動や革命運動に携わった女たちや女性新聞記者の評伝を執筆。並行して各地の公民館や女性センターなどで女性史の講義をするとともに、地域を豊かにする歴史運動として、住民女性らとともに自治体や自主サークルの地域女性史を30冊以上編纂・執筆する。神奈川県の女性史研究グループ「史の会」代表。2010年、第59回神奈川文化賞受賞。1981年から2013年まで、日本エディタースクール講師。

最終講義の概要:
①原爆作家・大田洋子との出会いから、彼女の復権を願って評伝を執筆。代表作をおさめた文庫の解説を書き大田との約束を果たすまでの経緯。プレスコード、文学碑がある場所の意味。大田文学の再評価を望む。
②神奈川県の女性史編纂に関わったのをきっかけに、地域の生活者研究者らとともに各地の自治体女性史や民間の自主サークルの女性史編纂・執筆に関わった意義。女性史アーカイブズの設置を願う。
③ノンフィクションも女性史もフェミニズムの視点で主に人物を対象に執筆。歴史の証人を求めて人に会いに行くのが流儀。わたしが手がけた人物は、体制に異議を唱える社会運動に関わった人が多く、約30人。
④社会変革をめざした女たちを非情に拷問した治安維持法の実態。60年安保闘争の樺美智子、連合赤軍事件の遠山美枝子、2人の死者の語られ方、革命運動の中の女の役割。男は暴力的で女は平和的という見方への疑義。革命闘争史、学生運動史を女に焦点を当てて書き換える必要性。

WAN女性学講座 最終講義担当