皆さん、こんにちは。ご無沙汰しています。
しばらく投稿できていなかったので、今回は6月から8月まで、オランダで過ごした夏の出来事をまとめてお伝えしたいと思います。
6月になると、オランダはいよいよ爽やかな夏を迎えます。日照時間が長くなり、日が沈むのは夜10時を過ぎてから。

そんな6月、日本から天皇皇后両陛下がオランダを訪問されました。
私はもともと皇室に特別な関心があるわけではありません。むしろ天皇制はなんだかなーと思っています。
でも、日本から遠く離れたオランダに暮らしていると、日本にまつわるものに親しさや懐かしさを感じるようになりました。
天皇皇后両陛下を間近で拝見する機会など、これまで一度もありませんでしたので、貴重な機会だと思い歓迎式典が行われるアムステルダムのダム広場へ行ってみることにしました。
当日は朝7時から場所取りです。
「さすがに早すぎるかな」と思っていたのですが、すでに人がいました(笑)。
両陛下が王宮前に姿を見せるのは11時頃でしたが、その頃には大勢の人でいっぱいになっていました。
特に印象に残ったのは、遠くアムステルダム中央駅の方向から軍楽隊が演奏しながら行進してきたことです。
その音楽とともに隊列が王宮前へ近づいてくる光景はとても厳かで、歓迎式典そのものを見られただけでも、早朝から待った価値があったと思いました。

その後、王宮から天皇皇后両陛下が姿を見せました。

私は国旗を持っていなかったので、前日の夜になって急きょ、白い紙と赤と青のペンを使い、日本とオランダの国旗を手作りしました。
もっとも、結局それを振るような機会はありませんでしたが(笑)

国旗踏んづけ罪を犯したクッキー
ほんの一瞬ではありましたが、遠いオランダの地で両陛下を実際に拝見できたことは、一つの記念になりました。
ただ、私にとって外国を旅する楽しさは、その土地を自由に歩き、人と触れ合い、食べ物を味わい、文化を知ることです。
気になる店を見つけたらふらりと入る、困っているときに地元の人に助けてもらう。
そんな何でもない旅の自由は、皇族にはない貴重な自由なんだと思いました。
そして季節は進み、7月後半からは街の雰囲気が一変します。
アムステルダムではプライドウィークが始まりました。

7月下旬にアムステルダムへ出かけた際、たまたま立ち寄ったアートホテルで、プライドウィークにちなんだ無料のアート展が開催されていたので見てきました。
ホテルのロビーも素敵でした。



アート展の説明

→
この大きな作品は女性の内面にある広い世界や、
**「自分自身として生きること」**を表しているように感じます。

←
炎に囲まれた裸の女性は、女性の身体、欲望、怒りなど、これまで抑圧されがちだったものを堂々と解放する力。
炎は情熱や反抗にも見えます。

→
仮面をつけた女性は社会に見せる「顔」と本当の自分、つまりアイデンティティと自己表現がテーマに見えます。
体型やタトゥーも含め「この身体が私」という強さを感じます。

←
パイル素材でできたたくさんの手の作品は
いろいろな身体や人が絡み合い、触れ合っているので、連帯・親密さ・多様な人間関係を表しているように感じます。
そして今年はワールドプライドの開催国ということもあり、街全体がいつにも増して華やかな雰囲気に包まれていました。




8月最初の土曜日には、毎年恒例のカナルプライドを見に行きました。
毎年ものすごい人出なので、どこで見るかが悩みどころなのですが、今年は友人が先に場所を確保してくれていました。
それでも私が到着した頃には、すでに運河沿いはものすごい人、人、人。

そして次々と、華やかに飾られたボートが運河を進んでいきます。
カナルプライドを見ていて毎年素晴らしいと思うのは、LGBTQ+の当事者や民間企業だけではなく、消防士のボート、警察官のボートなど、公共の仕事に携わる人たちのボートがあり、一緒になってプライドを祝っているところです。

消防士たちのボート

警察官のボート

←
ボートの後尾にトランプが。
時々刀で首チョップされていました、プププ。
今年のプライドのキャッチフレーズは、
「Everyone belongs here」。
この言葉をレインボーフラッグのもとで見るだけで、なんだか元気をもらえる気がしました。
今年は政治の世界からも注目される参加がありました。
オランダの若きリベラル系首相、39歳のロブ・イェッテン(Rob Jetten)氏もプライドに参加しました。

オランダは2001年4月1日に世界で初めて同性婚を法制化した国です。
それから25年。
2026年、オランダでは初めてオープンリー・ゲイの首相が誕生しました。
そして、カナルプライドが終わると、私の中ではオランダの夏も終わります。
ついこの間まで夜10時を過ぎても明るかったのに、今では夜9時前には暗くなるようになりました。
だからこそ、この短くて明るいオランダの夏が、私は好きなのかもしれません。
みなさんの夏はいかがでしたか?
最後になりましたが、相次ぐ地震や自然災害で被災された皆さまが、一日も早く穏やかな日常を取り戻されることを心より願っています。
そして、このブログを読んでくださっている皆さまも、どうぞお元気で健やかにお過ごしください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

箱が好きなクッキー
☆☆☆☆☆☆
Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→オランダ移住(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ。
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
☆☆☆☆☆☆









