2013.07.19 Fri
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.多くのお年寄りの悲願――家族がいようがいまいが、家で死にたい。上野さんは長年の取材で、そう確信を深めました。そしてがんの在宅看取り率95%を実践し、日本在宅ホスピス協会会長でもある小笠原医師に同行し、独居のお年寄りが住みなれた自宅で穏やかに死ぬことができる様子を見ました。病院ではなくても、ひとりで家で死ぬことが出来る! この驚きと手ごたえを、順調に加齢する当事者目線で、上野さんは67の質問にしました。いくつもの湧き上がる不安を問いの形にし、それに小笠原先生が縦横無尽にこたえてくれたのが本書です。医療介護側から、一つの方向から「このように看取りました」という本ではありません。
ひとりで家で死ねますか? 末期がんでも家にいられますか? 痛みのコントロールは? 認知症の症状がでてきたら? 離れて住む家族とはどんな関係を? お金はいくらあればよいですか? お別れの日が近づいたサインは?
(朝日新聞出版書籍編集部 矢坂美紀子)
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