みなさん、こんにちは。

私は9月の中旬にアイスランド旅行に行ってきました。

オランダからアイスランドまでは直行便で2時間半から3時間と近いので、今回の旅行は短く5泊六日で観光できるのは中4日という日程でした。

今回の旅の目的はアイスランドの雄大な自然を感じることと、ジェンダー平等指数世界トップを続けるアイスランド社会を肌で感じることでした。

アイスランド到着は夜でしたので、翌日からレイキャビクの街を散策しました。



有名なレインボーストリートには色々なお店が立ち並び、ウィンドーショッピングを楽しみました。

その通りにあった陶芸品を売るお店に立ち寄ると、artistの写真が飾られていて、すべてが女性でした。

私は店主の女性にここは女性だけのアーティスのショップですか?と聞くと、そうだと教えてくれました。
6人の女性のアーティストが作品を持ち寄って運営しているそうです。

店主の女性もアーティストだそうです。

私はアイスランド旅行の目的の一つとして、女性と男性が平等な社会であることにも興味があるのでやってきたことを伝えました。

すると店主の女性は嬉しそうに「この国では女性も男性も平等だし、私も女性であることを誇りにおもっている。大企業や大学などのTOPの多くが女性だし警察機関のTOPも女性が多い」と話してくれました。
そしてアイスランドには苗字がないことも教えてくれました。
この国ではファーストネームで呼ぶことが主流であり、苗字は母や父の名前を元に〇〇の娘とか息子、という名前になるそうです。
そしてその子が大きくなって自分の名に付随している親の名前を変えたければ変えられるそうです。

国が違えば文化が違う。
夫婦別姓とか家制度とかはアイスランドでは無縁でした。

ひとしきり彼女と色々と話して、彼女の作品であるレインボーストリートを誇りにして、そしてアイスランドの山々をイメージして作ったキャンドルホルダーが素敵だったので記念に購入しました。

陶芸家の Dagný Gylfadóttir(ダグニー・ギルヴァドッティル) さん。 アイスランドの陶芸デザイナーで、ブランド名が DAYNEW。

私が購入した作品にサインをしてくれた。



とてもいいおみやけを自分に購入できました。



その後はレイキャビクにある教会を見て、そして24時間ぶりの温かい食事を求めてレストランに行きました。

「ハットルグリムス教会」



今回のステイ先はエアビーで、到着した夜は近所の大きなモールも閉まっていたので その夜は持参したカップスープのみ。
翌朝もコーヒーだけでしたので、お腹がペコペコでした。

入ったお店はアイスランド料理を出すレストラン。
Salka Valka eldhús/kitchen
https://salkakitchen.com/

何を頼もうか迷いましたがおすすめだというサーモングリルを注文しました。
お値段なんとランチプレートで約5,800円!

オランダの物価も高いですが、アイスランドはオランダの三倍くらいの価格だと感じました。

でもとても美味しいサーモンでスイートポテトとの相性も抜群でした。
サーモンソースも絶妙でとても美味しいアイスランド料理を堪能しました。

空腹だったこともありますが、外食が美味しいところはオランダとは全然違いました。



その後、街の中心地へ行き、女性の休日に女性たちが集結した場所を見学しました。

今は静かに佇むアイススタンドがある広場



1975年10月24日「女性の休日」当日の様子



翌日からはゴールデンサークル、そして南海岸のツアーへ。
8時間、10時間という長いツアーでしたが、巨大な滝、間欠泉、氷河、黒い砂浜……その景色は、ただ「美しい」という言葉では足りませんでした。

隆起した地球のプレートの間を歩ける。

100度近い温泉が噴き出す間欠泉。

アイスランド馬には『トルト』と呼ばれる独特の歩き方があり、乗っている人が飲み物をこぼさないほど揺れが少ないと言われてる。



グトルフォス(Gullfoss)。 「黄金の滝」という意味。



20世紀初頭、この滝を水力発電に利用する計画に反対して長年活動した女性で、現在も滝のそばに彼女の記念碑がある。



アイスランド最古の温泉プール「シークレット・ラグーン」とても温かく至福だった。



ブラックサンドビーチ。 360度サラウンドシステムに囲まれたような体験ができる。でも大きな波が突然襲ってくるため一瞬も油断できない危険なビーチでもある。



今回の旅で地球という惑星の上に自分が生きていることを、身体で感じさせられるような圧倒的な体験ができました。

もちろん温泉もたっぷり楽しみました。


今回宿泊したAirbnbのホストは77歳の女性。

まさに1975年の「女性の休日」を経験した世代です。
「女性の休日」に参加したのか尋ねてみると、「参加した」と教えてくれました。
また、ゴールデンサークルツアーの女性ガイドも、私がジェンダー平等に関心を持ってアイスランドを訪れたことに、とてもポジティブに反応してくれました。

ツアー中には、現在のアイスランド社会やジェンダーについてもいろいろな話を聞くことができました。

ところが、その旅の中で少し複雑な経験もしました。

ガイドさんの話の中で、移民や外国人をめぐる議論がアイスランドでも話題になっていると聞き、そのことをAirbnbのホストに話したときのことです。

それまで穏やかだった彼女の口調が急に強くなりました。

彼女は、一部の外国人について犯罪と結びつける発言をし、
「あなたのような観光客は歓迎するけれど、問題を起こす移民には来てほしくない」
「自分が払った税金を彼らのために使ってほしくない」と話しました。
私はその言葉を聞いて驚きました。

アイスランドの羊。お味も美味しいそうですが、私は食べませんでした。



ジェンダー平等が非常に進んでいるとされる社会でも、別のマイノリティに対しては厳しい視線が存在する。
その現実を、思いがけないところで垣間見たからです。
そして感じたのは、「ここアイスランドでも移民排斥か。。」でした。

エアビー宅にいた一時預かりの犬「ノアちゃん」 時々私の部屋に遊びにきてくれて、とっても可愛かった。



もちろん、一人のホストの発言だけでアイスランド社会全体を語ることはできません。
また、ジェンダーギャップ指数が示しているのは、あくまで男女間の格差であって、社会に存在するあらゆる差別や不平等を測る指標でもありません。

それでも今回の旅で、私は「ジェンダー平等世界トップ」という一つの数字に過剰反応して、アイスランドを冷静に見ていなかったことに気づきました。
女性差別と外国人への偏見は同じものではありませんが、「自分たちとは違う、時に立場の弱い人をどう見るのか」という意味では、根っこが繋がっている問題です。

ジェンダー平等社会だとしても、移民は出て行けーとやっているなら、その部分は日本と同じといっても過言ではないと感じました。
(もちろんオランダでも移民難民に対する厳しい意見は常に見聞きします。)

一方で、街の小さな陶芸店で女性たちの連帯を感じたり、女性ガイドさんとジェンダーについて語り合ったりできたことは、私にとって忘れられない経験です。

そして何より、アイスランドの自然は本当に圧倒的でした。

一番好きだった場所はブラックサンドビーチ。



美しい自然と、ジェンダー平等の歩み、そして数字だけでは見えてこない社会の複雑さ。

そのすべてを自分の目で見て、人と話して感じることができた旅でした。

機会があれば、皆さんもぜひ一度アイスランドを訪れてみてください。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お留守番中にこういう顔でシッターさんを笑わせたクッキー



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Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→オランダ移住(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
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