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メアリー・ロビンソン

2010.03.01 Mon

[img align=left]http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/02/Mary_Robinson-Obama31.04secs.png/86px-Mary_Robinson-Obama31.04secs.png[/img]女のことば 国際女性の日(3月8日)によせて

「女性の権利の獲得に向けたこれまでの歩みと、そのために払われた犠牲、そして引き続き不平等と権利の否定に対して声をあげていくことの必要性に、私たちは想いをはせなければなりません。」

 メアリー・ロビンソン

 3月8日は国際女性の日。1904年のこの日、ニューヨークで女性労働者が女性参政権を要求してデモをしました。1910年、ドイツのフェミニスト、クララ・ツェトキンが、毎年世界中で同じ日を女性の政治的自由と平等のための記念日とすることを提唱。今年はそれから100周年にあたります。3月8日に定着したのは、1913年からです。

 メアリ-・ロビンソンは、アイルランドで女性初の大統領をつとめた後、国連の人権高等弁務官となった人。引用したのは、彼女が2000年の国際女性の日に寄せたステートメントの最初の部分からで、次のようになっています。

 「国際女性の日。最初から、この日を祝いと回顧の日にすべきか、それとも抗議や行動の日にすべきかをめぐって、対立がありました。そのすべてであるべきだと私は考えます。女性の権利の獲得に向けたこれまでの歩みと、そのために払われた犠牲、そして引き続き不平等と権利の否定に対して声をあげていくことの必要性に、私たちは想いをはせなければなりません。これまでの戦略に基づいた行動を起こすとともに、新しい戦略を発展させる日でもあります。そして、女たちが力を合わせて行動するときにはどれだけのことが成し遂げられるかを祝う日であることも、忘れてはなりません。」

(荻野美穂訳)

INTERNATIONAL WOMEN’S DAY 2010
http://www.internationalwomensday.com/

カテゴリー:女のことば

タグ:荻野美穂 / 国際女性の日 / メアリー・ロビンソン