2011.09.27 Tue
今年で24回目を迎える東京国際女性映画祭を10月23日(日)~26日(水)まで東京千代田区のセルバンテス文化センター東京で開催いたします。
今回は8カ国13作品を上映いたします。
今年は、昨年誕生したアジア女性映画祭ネットワーク(NAWF)の5カ国の参加作品が東京で上映され、優秀作品が選ばれます。 昨年、韓国で行われた第1回優秀作品は『冬の小鳥』でした。
イスラエルからはレイプをテーマにした『そんなふうに見えない』
(ミハル・アヴィアッド監督、2010年)(写真左、英語字幕付)
インドからはタミル人の難民の悲惨な現実を描き、公開が法廷にまで持ち込まれたという『Sengadal/死の海』(リーナ・マニメーカライ監督、2010年)(英語字幕付き、写真左)
など、各国の問題作が揃って参加しています。
各国の女性映画祭からゲストも来日し、明治大学リバティーホールでシンポジウムや映画上映も行われます。
10月24日(月) 18:00 ~ シンポジウム≪アジアの女性映画人の今≫
10月25日(火) 18:00 ~ 映画 『女性監督にカンパイ』 上映とトーク
もう一つの注目作品は、3月11日の東日本大震災で被災した女性たちの証言を集めた
ドキュメンタリー『3.11ここに生きる』。
ロイターの記者であり、『母の道、娘の選択』で映画デビューした我謝京子さんが監督しています。
最終回には、「元始、女性は太陽であった」宣言から100年を記念して、羽田澄子監督の『平塚らいてうの生涯』を再上映します。
今回は盛りだくさんの企画ですが、この映画祭だけでしか見ることのできない女性監督作品が揃っております。
「東京国際女性映画祭」でホームページもアップしておりますので、日程、作品内容、会場などご覧いただき、ぜひご参加ください。
(東京国際女性映画祭事務局・内田ひろ子)
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カテゴリー:新作映画評・エッセイ