2015.03.25 Wed
2014年5月盛岡市で、「当事者主権」をテーマに、全国自立センター協議会(JIL)代表・中西正司さんとWAN理事長・上野千鶴子の対談を行いました。
ブックトーク『当事者主権』次代の福祉戦略を語る。―憲法、人権、当事者主権
<待機高齢者52万人?もう施設はいらない…障害者に学ぶ高齢者のこれから>
当事者とはだれか?当事者とは何か?
ニーズを持ったとき、人はだれでも当事者になる。ニーズを満たすのがサービスなら、当事者とはサービスのエンドユーザーのことである。だからニーズに応じて、人はだれでも当事者になる可能性を持っている。(中西正司、上野千鶴子著『当事者主権』岩波新書、2003年、2頁)
『当事者主権』の刊行から5年を経て、上野千鶴子さんと中西正司さんは『ニーズ中心の福祉社会へ』(医学書院、2008年)を編集しました。そして、10年目の今年、上野千鶴子さんは『シリーズ福祉社会学』(東大出版会、2013年)第2巻『闘争性の福祉社会学』で「『当事者』研究から『当事者研究』へ」を著しています。
この10年…当事者主権は確かなものとなり、ニーズ中心の福祉社会へと移行することができたのでしょうか。憲法、人権といった新たな視点を加えて『当事者主権』を読み解き、次代の福祉戦略を!盛岡発信でつくります。
【内容】
第一部:ブックトーク/午後1時30分~3時 『当事者主権』(岩波新書、2003年)
講師: 中西正司(ヒューマンケア協会代表、全国自立支援センター協議会副代表)
上野千鶴子(認定特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長)
第二部:パネルディスカッション/午後3時15分~4時30分
東日本大震災をふまえ、次代の福祉戦略を語る。―憲法、人権、当事者主権
パネリスト:中西正司(ヒューマンケア協会代表、全国自立支援センター協議会副代表)
岡野八代(同志社大学教員、認定特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事)
コーディネーター:上野千鶴子(認定特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長)
【日時】2014年5月25日(日)午後1時30分~4時30分(開場:午後1時)
【会場】盛岡市総合福祉センター 4階講堂(盛岡市若園町2‐2)
【主催】社会福祉法人岩手県身体障害者福祉協会
【共催】認定特定非営利活動法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
カテゴリー:連携する団体のイベント記録