上野研究室

views

1064

女は後半からがおもしろい

2011.08.04 Thu

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.

「えっ、あの坂東眞理子さんと上野千鶴子さんの対談集!?」と驚くのはすこし早い。読んでいくともっと驚く。
「嚙合っている・・・。」否。「噛みつき合っている」のではなく、「それぞれ違う性質をもつもの同士がしっくりと合って、うまく話が進んでいる」のだ。
おふたりとも富山県生まれ、団塊世代、男職場の中に参入していった初の女、ポスト還暦、リアリスト。共通点は多い。では、さて、何が違うのか。
おひとりはアカデミックなフィールドで腕っ節をうんうん唸らせながら、もうおひとりは、品格がものを言う、黙らせながら。そう、作法が違うのだ。いずれも群れ台頭するオトコ社会をかち割り、そして融かしてきたのだ。
同じ時代を生き、日本の社会と女の変貌について、同じ現実を見てきた。男職場の中に参入し、新しい分野で、応援団はいない、予算はない、権力はない、そんな孤独な戦いをくぐりぬけて、お互いおもしろくてしょうがない時代を味わったと振り返る。転んでもただでは起きないスピリットこそ、パイオニアとなりうる。その根底には、女がまとめて差別されてきた時代の抑圧があった。
上野さん、坂東さんが拓いた道は、女が強者となって、意思決定権を握るためだけを行き先としない。時代はすでにそんな強者を生み育てることを、望んではいないのだ。

揺り戻しはありえない。「今」をひらく鍵はなにか。

パイオニアに追随する多くの人をみるとき、真価を知る。この先へ行くのだ。

堀 紀美子








カテゴリー:イチオシ

タグ:女性運動 / 上野千鶴子 / 堀 紀美子

〈高市的なるもの〉とわたしたち
ミニコミ図書館
多言語対応 Worldwide WAN Languages
博士論文データベース
寄付をする
遺贈寄付について
女性ジャーナル
[広告]広告募集中
〉WANサイトについて
WANについて
会員募集中
〉会員限定プレゼント
WAN基金
当サイトの対応ブラウザについて
年会費を払う
女性のアクションを動画にして配信しよう

アフィリエイトの窓

  • 働く・闘う・恋・らくがき: 近江絹糸紡績労働組合彦根支部職場新聞集 1956-1958 / ...

  • 訪問看護師ものがたり: ご在宅の力 / 著者:嶋守さやか / 2025/11/27

  • 訪問看護師ものがたり: ご在宅の力 / 著者:嶋守さやか / 2025/11/27

amazon
楽天