前回のイタリアに引き続き、今回はスペイン・バルセロナへの旅をご紹介します。
太陽の光を浴びる機会が少なかったイギリスでの生活から一転、バルセロナの暖かい日差しに気分は高揚!
一瞬にして晴れ渡った青空と美しい街並みの虜になりました。

サグラダ・ファミリア

まずは、バルセロナの街に点在するガウディの建築作品の一つ、言わずと知れた世界遺産のサグラダ・ファミリアからスタートします。
テレビ番組や写真でその姿を知っていたものの、間近で見たその姿は圧巻としか言い様がありませんでした!
大型のクレーンが立ち並んでいるのは、未だサグラダ・ファミリアが建設中であることの証し
現地へ行くまで全く知らなかったのですが、正面には日本風の美しい庭園が広がっており、中央の池には逆さサグラダ・ファミリアが映し出されていました。
昼間に一度見学し、日が暮れてからライトアップされた幻想的なサグラダ・ファミリアと庭園を再度見に行くのがおすすめです。

細かな彫刻が施された繊細かつ荘厳な外観もさることながら、一歩建物の中に入ると、内装の美しさに息をのみました。
白い壁カラフルなステンドグラス、それらを照らす柔らかな光の演出
サグラダ・ファミリアの内側がどのようになっているのか事前に調べていなかっただけに、建物に入って辺りを見回した瞬間に味わった感動は未だに忘れられません。

下の写真は、サグラダ・ファミリアと同じく世界遺産に登録されているカサ・ミラ(の屋上)とカサ・バトリョ
二つの建物はガウディが設計した邸宅で、ユニークな曲線的デザインが見る者を楽しませてくれます。
街に溶け込んだこれらの建築物がバルセロナという街の魅力につながり、多くの観光客を惹きつけています。

カサ・ミラ

カサ・バトリョ

バルセロナを語る上で忘れてはいけないもう一つの魅力は、とにかく食べ物が美味しいこと
街には様々な食材が並ぶ市場がいくつかあり、魚・肉・野菜・果物など色鮮やかな食材をいつでも存分に味わうことができます。
日本人だというのに、魚介類が苦手なわたし…オリーブオイルやガーリックで調理された鮮魚の料理を口に含んだ瞬間、そんな心配はすぐに吹っ飛びました!
果汁100%のオレンジジュース揚げたてのチュロスも日本で味わうものとは比べ物にならない美味しさでした。

夜は本場のフラメンコショーを堪能。
もちろんフラメンコの音楽やステップを楽しむだけでも十分に満足できますが、
ダンサーの表情、パフォーマンスを盛り上げるミュージシャンの手拍子、そして観客の熱気といったすべての要素が一体となった会場の雰囲気を味わい、最高の体験ができました。
「ショーはパフォーマーとその場にいるお客の全員で作り上げるもの。」情熱の国・スペインで教えてもらいました。

(つづく)
■ Megure Yui ■