フィリピン料理レストランで頼んだシニガンスープ(※取り分けた後のもの)

 フィリピン料理の代表的なメニューの一つがSinigang(シニガン)スープ。タマリンドが入った酸っぱいスープで、日本人にとってのお味噌汁のようなものと言われます。野菜がたっぷり入っていて、白いごはんと合わせて食べるところもお味噌汁と似ています。フィリピン料理屋レストランには必ずあるメニューです。
 シニガンはフィリピン料理の中でも好きなメニューなのですが、お店で注文すると、5-6人で取り分けてちょうどいい量で出てくるので(フィリピン料理の大半は4人前以上の分量で出てきます。大家族の多いフィリピンならでは)、大人数で行った時しか注文できません。また、お店によっては、酸っぱすぎて飲みにくい場合もあるので、シニガンを家で作れたら、と思うようになりました。

無添加のシニガンスープの素

 シニガンを手軽に作れる「シニガンスープの素」は大手メーカーから、いろんな種類が出ていますが、化学調味料が入っていないものを探したところ、無添加のシニガンスープの素をスーパーのオーガニック食品売り場で発見しました。
 「No MSG(味の素なし)、No artificial flavors(人工香味料なし)、No preservatives(保存料なし)」のシニガンパウダー、10袋入りで120ペソ(日本円で約260円 ※2017年4月時点のレート)です。1袋で1L分のシニガンスープが作れます。
 この商品は前回の記事で紹介したオーガニックグッズを多く扱っているお店EchoStoreでも販売しています。

このシニガンスープの素は酸味が強すぎない、優しい味付け。鍋にトマトと玉ねぎやナス、おくらなどの野菜とスープの素を入れて煮こむだけで、手軽にフィリピンの味になります。私は具は野菜だけで作りますが、フィリピン料理レストランのシニガンは野菜に加えて、エビなどのシーフードか、豚肉が入っています。お味噌汁と同様、シニガンは好きな具材、冷蔵庫にあるものをなんでも入れて、アレンジを楽しめます(ただトマトと玉ねぎだけは必ず入れた方が美味しいと思います)。
私はシニガンスープの素の分量を半分にして、味噌を加える味噌シニガンをよく作ります。酸味と味噌が意外にマッチするのです。味噌×シニガンのコラボ「MISO SINIGANG」はフィリピン料理レストランでよく見られるメニューで、具として鮭が入るのが定番です。味噌と鮭の組み合わせ、日本の石狩鍋を思い起こしますね。

シニガンスープの素は軽くてかさばらないので、フィリピン料理を試してみたい!という料理好きな方へのお土産にお勧めです。シニガンスープの作り方は料理投稿サイトCookpadでも見られますよ。  

筆者ブログ 「マニラでヨガライフ」http://ameblo.jp/yocchi-yoga/
マニラでヨガインストラクターとして活動しています。ブログではヨガやフィリピンでの生活について綴っています。