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社会に疑問を持つ 大きくなりかけのわたしとあなたへ『星の王子さま』サンテグジュペリ

2009.12.18 Fri

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<疑問に揺れる心の本棚>

Q.いくつぐらいのとき、どんなときにこの本をはじめてお読みになりましたか?

A.幼稚園の頃に絵を見た記憶がありますが、きちんと読んだのは高校生のとき。わたしを取り巻く世界や世の中のこと全てに嫌悪を覚えていたときでした。

Q.この本をすすめる理由や、この本に関する体験をおしえてください。

A.事あるごとに読み返している本です。高校生当時は、ファンタジックなストーリーの中に織り込まれたサンテグジュペリの痛烈な社会批判の精神に共鳴していました。王子さまが旅するさまざまな星の為政者たちが、現代社会の負の象徴であるかのように思えたんです。
また、別の機会に読んだ際は、キツネや一輪の花とのエピソードに感じ入ったり、王子さまの最後のシーンについて考えてしまったり。フランス語を学習してからは原語の文章がきれいで何度も声に出して読んだり。読むたびに新たなことを発見します。

「大切なことは目には見えない。心で見なければ…」というのがこの本の最も有名な一節かと思いますが、まさにその時々の読者の心境や思考の投影によって、さまざまな表情を見せてくれる本だと思います。何度読んでも、大人になっても飽きない本です。

(arichan・20代)








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