「10代20代女の子の同行支援・居場所提供事業」として活動させていただきました。私たちの元には家族の問題、虐待、生活困窮、自殺念慮、性被害など様々な困難を抱えた女の子たちからの声が届きます。この度のコロナの影響を受け、支援強化の必要性を感じてきました。

特に1度目の緊急事態宣言が発令された頃は、どのような形で支援活動を行なっていくのか戸惑いもありましたが、女の子たちがこれまで抱えてきた問題がコロナの影響を受けて増幅しているように感じ、試行錯誤しながらも止まることなく活動してきました。

検温や消毒、オンライン面談の導入、専門機関への同行支援やシェルターへの移動も際も比較的安全な手段である車を使用するなど感染のリスクを減らすための対策をしながら女の子たちと一緒に進んできました。

2020年4月1日〜2021年3月31日までの間にはこれだけの相談が届きました。
電話:1,244件、メール:10,088件、SNS:19,061件、面談:1,096件 
保護(居場所の提供):986泊、同行支援:38件 
  (BONDプロジェクト本部相談件数より・延数)

今後も感染予防対策をしながらの活動は続くと思われますが、全国から届く女の子たちの相談に対応し、必要な支援を届けていくためには新たな課題も浮かび上がっています。支援者同士の連携も強化し、深刻化する孤独・孤立の問題にも対応していきます。