内容紹介(まえがきより)
母の愛情の重さや愛情不足といった本は数多く出版されている。
私の母は、ただただ私へ幾通りも所望を抱き、期待し続けた。
しかし私は、「親の期待に応えなければ」と思うあまり、自分のやりたいことや希望する仕事をあきらめて、常に「親が望む人生」を歩もうとしてきたわけでもない。
私は、母の所望を生産し続け、母を苦しめ自分も苦しんだ。
母は、敷かれたレールの上をはみ出ることなく人生を送ってきた。
だから母は、そこに能力や才能がなくても、ノリと勢いさえあればできるようなことを実行する私を賞賛した。
そして、そこにさらに母が良いと思う物や、良いと思うこと、私にとって良いと思う物や、良いと思うことを良かれと思って何でも私に勧めた。
だが母の所望の中でも、私の才能が必要となってくることでは、応えたいのに応えられず、偽って生きてきた。(まえがきより)
そして、母の夢を叶えることを私の夢とし、その歪んだ愛情が母を苦しめた。そして、頑張ることをやめたかったから、海外へ行こうと決めた。だが、海外のどこへ行っても、どこに居ても辛かった。普通に生きられない自分がどうしようもなく苦しかった。
帰国後、私は本気で変わりたかった。
そして、その結果・・・
◆著者紹介
地方国立大学大学院博士後期課程修了(学術博士)
◆会員プレゼント
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◆書誌データ
書名:愛情心理餓苦
著者:焔 火鳥
定価:660円 (本体 600円)
判型:A6判並製
ページ数:160頁
発刊日:2021/12/15
ISBN:978-4-286-23217-1
出版社 文芸社
ジャンル:小説・エッセイ