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東京

第44回公開LS「ジェンダー、人種、文化ナショナリズム——外国人の話す日本語におけるジェンダー表現をめぐって」

イベントURL: http://gender.soc.hit-u.ac.jp/exchange.html#lecture44
主催者: 一橋大学ジェンダー社会科学研究センター
主催者URL; http://gender.soc.hit-u.ac.jp/
開始日時: 2019年01月09日 (水) 16時30分
終了日時: 2019年01月09日 (水) 18時30分
会場: 一橋大学東キャンパス マーキュリータワー4階 3406室
会場URL: http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html
連絡先: 一橋大学ジェンダー社会科学研究センター cgrass(a)soc.hit-u.ac.jp ((a)を@にかえて送信してください。)
登録団体:
パンフレット:
詳細: 一橋大学大学院社会学研究科ジェンダー社会科学研究センター(CGraSS)
●第44回CGraSS公開レクチャー
●題目:ジェンダー、人種、文化ナショナリズム——外国人の話す日本語におけるジェンダー表現をめぐって
●講師:鈴木聡子さん(マカレスター大学アジア言語文化学部ドゥイット・ウォレス教授)
●日時:2019年1月9日(水)16:30~18:30
●場所:一橋大学 東キャンパス マーキュリータワー4階 3406室
http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html,37番の建物
●司会:ソニア・デールさん(社会学研究科・専任講師)
●内容:
 メディアにおける言語とジェンダーの表現については様々な研究があるが、この発表では現代日本小説をデータとし、外国人キャラクター(日本以外で生まれ育ち、日本語を母語としないという設定の登場人物)の話す日本語に焦点を当てる。特にいわゆる男性語と呼ばれる表現を調べると、興味深い対比が見られる。日本語を話す外国人キャラクターには白人と東アジア人が多いが、小説家は白人には自称詞として「僕」を与え、東アジア人には「俺」やその他のより「男らしい」表現を与えるという特徴が見られる。このような対比が発生する背景には多様な要因があると思われるが、この発表では特に文化ナショナリズムと人種決定主義に注目して述べる。
 ふるってご参加ください。予約は不要です。
●講師紹介:
 アメリカ合衆国ミネソタ大学大学院博士。1964年生まれ。現在、ミネソタ州セント・ポール市にあるマカレスター大学アジア言語文化学部にてドゥイット・ウォレス教授(DeWitt Wallace Professor)。日本語と日本社会言語学の授業を教える。専門は言語学。編著に Emotive Communication in Japanese (John Benjamins Publishing Company)。論文を The Journal of Pragmatics, Pragmatics, Japanese Language and Literature, Studies in Language Sciences, Linguistics などのジャーナルに発表。現在は、言語イデオロギーについて研究を行う。
●お問い合わせ先:一橋大学大学院社会学研究科ジェンダー社会科学研究センター cgrass(a)soc.hit-u.ac.jp ((a)を@にかえて送信してください。)
●HP http://gender.soc.hit-u.ac.jp/