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東京
『GOLDEN GATE GIRLS』上映会と魏煜格(ルイザ・ウェイ)監督を囲む座談会
| イベントURL: | |
|---|---|
| 主催者: | 中国女性史研究会(日本) |
| 主催者URL; | |
| 開始日時: | 2024年07月27日 (土) 13時30分 |
| 終了日時: | 2024年07月27日 (土) 17時30分 |
| 会場: | 大妻女子大学G棟5階525教室 |
| 会場URL: | |
| 連絡先: | https://forms.gle/WckLs7a25gMBHVYo6 |
| 登録団体: | |
| パンフレット: | |
| 詳細: | 本企画では、香港出身の女性監督・魏煜格(ルイーザ・ウェイ)の『GOLDEN GATE GIRLS』(金門銀光夢)を上映し、魏監督を囲んで座談会を行う。ハリウッドで活動した中国人女性監督・伍錦霞(エスター・エン)およびその作品について広く議論し、中華圏に留まらず、アメリカそして日本というグローバルな視野における、表象とジェンダーについて検討することを目的とする。 魏煜格監督は香港城市大学の教授であり、ドキュメンタリー映画の監督でもある。研究分野は、女性映画史を主とする映画研究、および中国知識人を中心とした近代史研究で、両分野において優れた業績を残している。映画研究の代表作には、『東西方電影』(2016)などの著書があり、近代史研究には、『王実味:文藝整風與思想改造』(2016)などの著書がある。映像作品としては、『王実味:被淹没的作家』(2016、youtubeで視聴可)『跋渉者蕭紅』(2019、youtubeで視聴可)など多数のドキュメンタリー映画があり、映画祭で国際的に認知され、ハリウッドのメディアからの注目も集めている。 今回上映する『Golden Gate Girls』(2013)は、中国初の女性監督・伍錦霞(1914-1970)の生涯と作品に焦点を当てたドキュメンタリー映画である。伍錦霞は第二次大戦中および戦後に中国の観客向けの広東語映画を制作し、また、当時ハリウッドで長編映画を撮っていた数少ない女性監督の一人でもあった。しかし、彼女の映画のキャリアはその後すっかり忘れられ、魏煜格監督によって失われた物語がようやく取り戻された。本映画では現存する2本の映画のクリップ、他の8本の映画のスチール写真など、何百ものアーカイブ画像が収集され、伍錦霞の人生と作品が素晴らしいビジュアルで紹介されている。また、魏監督が伍錦霞についてアメリカや香港で取材を行った際に直面した「性別・人種・文化・言語」の問題を、自身がナレーションとして語っているところも大変興味深い。 中国女性史研究会はすでに47年の歴史をもち、中国女性/ジェンダーの研究を専門とする会である。2人のコメンテ―ターのうち、晏妮(アンニ)には『戦時日中映画交渉史』(2010)の著書があり、菅野優香には『クィア・シネマ――世界と時間に別の仕方で存在するために』(2023)の著書がある。第二次大戦中および戦後の日中両国の映画界における女性監督の位置・役割・運命などについて、主にジェンダー視点から議論し、おそらく現在にまで繋がる問題を明らかにすることが期待できる。同時に、ハリウッドの映画界と中国映画人の中における伍錦霞の状況から、当時のアメリカのジェンダー問題や対アジア認識についても目を向ける。伍錦霞の挑戦を通して、日・中・米の「性別・人種・文化・言語」の境界とそれを越える道について考える機会としたい。 |
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