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北海道

「ジェンダーとケアの倫理」学習会 社会保障制度を考える

イベントURL: https://sapporoyu.org/2025/03/2347/
主催者:
主催者URL; https://sapporoyu.org/
開始日時: 2025年05月20日 (火) 00時00分
終了日時: 2025年05月20日 (火) 00時00分
会場: さっぽろ自由学校「遊」愛生舘ビル5F501A
会場URL: https://sapporoyu.org/contact/
連絡先: 対面学習会
登録団体:
パンフレット:
詳細: 学習会進行内容
宮崎 葉子
第1回 5月10日(火)
ケアの倫理とは? 
ケアの定義について、メアリー・デイリー は「依存的な存在である成人または子どもの身体的かつ情緒的な要求を、それが担われ、遂行される規範的・経済的・社会的枠組みのもとにおいて、満たすことに関する行為と関係 」と述べています
主として女性が担うことが多いケア労働とその重要性について、ジェンダーの視点でとらえ、話し合ってみましょう。


第2回 6月17日(火)
フェミニズムとは?
フェミニズムとは男女平等やジェンダー平等の実現を目指す思想、運動のことで、歴史があります。第1波から第4波まであります。
ジェンダーとは「文化的.社会的性差」を表す言葉として用いられています。
ジェンダーギャップ指数は、男女間の格差を表す指標で、
日本はその数値が低く、格差が大きいと分析されています。フェミニズム運動の課題として考えて話し合いましょう。


第3回 7月15日(火)
ケアを中心にした社会変革とは?
リベラルは「理性的で自立した個人を理想像としますが、
「個人の選択の自由」ばかりに目を向けていては女性差別は終わりません。
フェミニストの視点では、リベラルはむしろ批判の対象なることもあります。
社会の仕組みの中でケアをどう位置付けるかを考えて話し合いましょう。


第4回 8月19日(火)
社会変革につながるケアの可能性
ケアに対する責任をどう社会で分配し、担っていくかを考えるのが民主主義。
ケアは個人だけの問題とはいえません。一人ひとりがその責任を免れない政治的課題です。網の目に広がる関係性の中で、責任のバトンをどうつなげていくかが大事です。政治がケアにどう関係していく必要があるのか話し合いましょう。


第5回 9月16日(火)
ケアは「関心を向けること」から始まる。
私たちは、政治をケアしてきたと言えるでしょうか?どのような社会で生きることを願うのか、自らの内なる要求に耳を傾けて声を上げることが大事です。
ケアは人類的な活動です。ケアを中心にした社会変革、社会構造を変えるケアの可能性を考えてみましょう。そして、日本の社会保障制度に対しても関心を向けてみましょう。


参考書籍 岡野八代著『ケアの倫理 ―フェミニズムの政治思想』
(岩波新書2001:1,364円) *購入は必須ではありません。