台湾の慰安婦記念館に行ってきました!
作成日:2017-02-09 23:42:37
umechosu
少し前にはなりますが・・
2016年の大晦日に、台湾の台北市に12月に出来たばかりの、慰安婦記念館に行ってきました!
台湾語では『阿嬤家- 和平與女性人權館』。
台北市の中心地からは少しだけ外れた、古い問屋街である迪化街という場所にあります。
(日本にも東京新宿の西早稲田に「女たちの戦争と平和資料館(WAM)」があります。)
従軍慰安婦は、戦時性暴力。
戦時中は多くの女性たちが、強制的に従軍慰安婦にされました。看護士の仕事に応募したはずなのに慰安婦として強制連行された人、ある日突然家に軍人が入ってきて夫や男兄弟を次々と殺したあとに連れ去られてレイプされた人など、ホントにさまざまなかたちで被害に遭った方々が大勢います。
台湾の慰安婦記念館にも、日本のWAMにも、証拠となる資料は山ほどありますし、多くの被害者たちの証言はもちろん、加害者だった人たちの証言もあります。
70年以上経った今は、多くの元従軍慰安婦の方々が亡くなってしまいました。
日本政府はいまだに公式に認めて謝罪することをしない。それどころか今の政権はもはや無かったことにしようとしている。
私自身、日本に住んでいて、恥ずかしくて仕方がないです。亡くなられてしまった方も含め、皆さんどれだけツラく、苦しい思いをしてきただろうかと思うと、ホントに胸がいたい。
私が学生の頃にはまだ教科書に従軍慰安婦のことが書かれていましたが、今では教科書からも消されてしまい、正しい歴史を教えてくれる場が無くなってしまっています。
慰安婦の話を出せば反日とか言われたり、慰安婦は売春婦だろとか言う人もいるような悲しい時代。。
ホント、ドイツを見習ってほしい・・。
過去の過ちを認め、謝罪すべきだというのは決して反日ではない。なにかにつけて、都合のわるいことを全部反日だとか売国だとかいうのは、訳がわかりません。
2度と同じ過ちを繰り返すことのないよう、良い部分だけでなく、悪い部分もしっかり認めていくべきだし、そういう歴史が過去にあったんだということを私たちは知り、前に進む必要があると私は思います。
身近なことでいえば、例えば友達同士の喧嘩だって、お互いの悪いとこを認めて謝罪するじゃない。
台湾の慰安婦記念館には世界中から色んな国籍の人たちが老若男女問わず、訪れていました。若者が非常に多かったのも印象的でした。
一緒に行った娘はまだ小さいので、今はまだなにも分からないけれど、なにごとも自分から積極的に学び、自分の目で見て耳で聞き、肌で感じながら、人の気持ちに寄り添えるような人間になってほしい。
どんなことでも他人事ではなく、自分事なんだと一人でも多くの人が感じられたら、きっともっといい世の中になるはず。
2016年最後の締め括りに行けて良かった。
また何度でも足を運びたいと思います。
被害者の方々が、安心して毎日を過ごすことができる日が1日でも早くくることを心から願います。
慰安婦
貧困・福祉
DV・性暴力・ハラスメント
非婚・結婚・離婚
セクシュアリティ
くらし・生活
身体・健康
リプロ・ヘルス
脱原発
女性政策
憲法・平和
高齢社会
子育て・教育
性表現
LGBT
最終講義
博士論文
研究助成・公募
アート情報
女性運動・グループ
フェミニストカウンセリング
弁護士
女性センター
セレクトニュース
マスコミが騒がないニュース
女の本屋
ブックトーク
シネマラウンジ
ミニコミ図書館
エッセイ
WAN基金
お助け情報
WANマーケット
女と政治をつなぐ
Worldwide WAN
わいわいWAN
女性学講座
上野研究室
原発ゼロの道
動画
わいわいWAN






