女の本屋

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松本春野 『地震の夜にできること。』

2012.02.27 Mon

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東日本大震災が発生した日、都市機能は麻痺し、多くのひとがパニックに陥りました。

電話がつながらず、電気がつかず、お湯も沸かせない部屋で過ごす……そんな不安な夜に、ただ怖がったり悲観するのではなく、前向きで強い気持ちを持つことが大事だということを今回の経験を通して実感したことと思います。

地震大国・日本でまた同じ経験をすることになるかもしれない子供たちに、そういったメッセージを届けたいという思いが絵本作家・松本春野の手で一冊にまとまりました。子どもの不安な心を落ち着かせたり、気持ちを元気にしてくれる行いが、優しく懐かしい心温まるタッチで描かれています。きっと親子のスキンシップのきっかけになってくれることでしょう。

また巻末には育児のスペシャリスト、汐見稔幸氏による父母向けのアドバイスを掲載。コラム形式で、子どもの不安とどう向き合うべきかを、専門書を読む時間のない大人たちへ提案しています。

(角川書店 編集局 高尾真知子)








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ: / 親子 / 地震

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