2024 年度「奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター 第 19 回女性史学賞」公募要項
詳細はこちらをご覧ください。https://nwugender.wordpress.com/
・推薦対象
日本語で書かれ、女性史・ジェンダー史的考察に基づく、日本を始めとする世界各地で公刊された
著書で、原則として執筆者にとって初めての単著の研究書を対象とします。歴史学のみならず、文学・
社会学・文化人類学・民俗学等の分野のものも対象とします。高い完成度とともに、今後の進展が期
待できる著作を望みます。候補作の決定の場合にこれまでの業績も勘案します。著者の年齢・性別・
国籍は問いません。
・期間
2022 年 4 月 1 日~2024 年 3 月 31 日の 2 年間に発表された単行本
・推薦方法
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターのホームページから推薦書をダウンロードして
頂き、メール添付または郵送で事務局宛にお送りください。
https://koto.nara-wu.ac.jp/gender/
・締切
2024 年 6 月 28 日(金)必着
・表彰
賞状ならびに副賞 10 万円
受賞者には授賞式に出席し記念講演を行うことと、センター発行雑誌『アジア・ジェンダー文化学研
究』への寄稿をお願いいたします。
・授賞式 2025 年 1 月 11 日(土) 奈良女子大学にて行う予定です。
・選考委員 岸本美緒、武田佐知子、成田龍一、姫岡とし子、鈴木則子
事務局: 〒630-8506 奈良市北魚屋西町
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
『女性史学賞』選考委員会事務局
電話番号: 0742-20-3611
E-mail: a-gender.c@cc.nara-wu.ac.jp
=これまでの授賞者と授賞作=
第 1 回 2006 年
・金富子氏『植民地期朝鮮の教育とジェンダー-就学・不就学をめぐる権力関係-』(世織書房)
第 2 回 2007 年
・内藤千珠子氏『帝国と暗殺-ジェンダーからみる近代日本のメディア編成-』(新曜社)
・山崎明子氏『近代日本の「手芸」とジェンダー』(世織書房)
第 3 回 2008 年
・京樂真帆子氏『平安京都市社会史の研究』(塙書房)
・押山美知子氏『少女マンガ ジェンダー表象論-<男装の少女>の造形とアイデンティティ-』(彩流社)
第 4 回 2009 年
・木村朗子氏『恋する物語のホモセクシュアリティ-宮廷社会と権力-』(青土社)
『乳房はだれのものか-日本中世物語にみる性と権力-』(新曜社)
第 5 回 2010 年
・本賞 清家章氏『古墳時代の埋葬原理と親族構造』(大阪大学出版会)
・特別賞 アンヌ ブッシイ氏『神と人のはざまに生きる-近代都市の女性巫者-』(東京大学出版会)
第 6 回 2011 年
・磯山久美子氏『断髪する女たち-1920年代のスペイン社会とモダンガール』(新宿書房)
・小野沢あかね氏『近代日本社会と公娼制度-民衆史と国際関係史の視点から』(吉川弘文館)
第 7 回 2012 年
・内田雅克氏『大日本帝国の「少年」と「男性性」-少年少女雑誌に見る「ウィークネス・フォビア」』(明石書店)
・姚毅氏『近代中国の出産と国家・社会-医師・助産師・接生婆-』(研文出版)
第 8 回 2013 年
・宮西香穂里氏『沖縄軍人妻の研究』(京都大学学術出版会)
第 9 回 2014 年
・澤田佳世氏『戦後沖縄の生殖をめぐるポリティクス-米軍統治下の出生力転換と女たちの交渉-』(大月書店)
・松原宏之氏『虫喰う近代-1910 年代社会衛生運動とアメリカの政治文化-』(ナカニシヤ出版)
第 10 回 2015 年
・土田陽子氏『公立高等女学校にみるジェンダー秩序と階層構造-学校・生徒・メディアのダイナミズム-』(ミネルヴァ書房)
・嶺崎寛子氏『イスラーム復興とジェンダー-現代エジプト社会を生きる女性たち-』(昭和堂)
第 11 回 2016 年
・遠藤みどり氏『日本古代の女帝と譲位』(塙書房)
・辻智子氏『繊維女性労働者の生活記録運動―1950 年代サークル運動と若者たちの自己形成』(北海道大学出版会)
第 12 回 2017 年
・辻浩和氏『中世の<遊女>-生業と身分-』(京都大学学術出版会)
第 13 回 2018 年
・柳原恵氏『<化外>のフェミニズム―岩手・麗ら舎読書会の<おなご>たち』(ドメス出版)
第 14 回 2019 年
・北村紗衣氏『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たちー近世の観劇と読書―』(白水社)
第 15 回 2020 年
・小野仁美氏『イスラーム法の子ども観―ジェンダーの視点でみる子育てと家族』(慶応義塾大学出版会)
第 16 回 2021 年
・受賞作なし
第 17 回 2022 年
・三浦麻美氏『「聖女」の誕生テューリンゲンの聖エリーザベトの列聖と崇敬』(八坂書房)
第 18 回 2023 年
・寺澤優 氏『戦前日本の私娼・性風俗産業と大衆社会 売買春・恋愛の近現代史』(有志舎)
・堀川祐里 氏『戦時期日本の働く女たち ジェンダー平等な労働環境を目指して』(晃洋書房)