公務非正規女性全国ネットワーク「はむねっと」は、「一人ひとりの声を集めて!今年も社会へ届けます。」と掲げたアンケート調査を実施(実施期間:2024年6月1日から7月14日まで)し、ホームページで公開しました。ご協力くださった方々へ、お礼を申し上げます。
このアンケート調査へ、全国の都道府県から685件(有効回答数:676件)の回答が届き、90%が女性で、40歳代と50歳代が62%でした。
職種をみると、学校司書・図書館司書(合計で33%)、一般事務職員(17%)、学校に関わる相談・支援業務および教員・講師・助手・ALTなど(合計で16%)、女性関連施設職員(4%)および女性相談支援員(4%)が合計で8%、保育士・保育補助(5%)等、専門的資格を必要とする職も含め、さまざまな職場で、公務非正規の働き手の方々(以下、非正規公務員)が業務に就いていることがわかりました。
2023年の就労収入をみると、回答者の65%が年収250万円未満で、フルタイム会計年度任用の場合であっても約6割が年収300万円未満です。さらに、主たる生計維持者かどうかについての質問では、3人に1人が主たる生計維持者と回答しています。
公務労働を担う非正規公務員として問題だと感じることは何かという質問を設定したところ、「雇用が不安定(有期雇用)」、「給与が低い」、「正規登用の道がない」、「正規職員との待遇格差が大きい」、「やりがい搾取」といった回答と共に、「公共サービスの質の維持や継続性に問題が生じている」という回答も12%ありました。アンケートの調査結果は、「はむねっと」HPよりダウンロードできます。
https://nrwwu.com/survey-2/2702/
非正規公務員の4人に3人は女性ということが常態化しています。ぜひ!調査結果をご覧くだされば幸いです★