フォーラム 労働・社会政策・ジェンダーでは2024年度例会シリーズとして、「ケア・フェミニズムの視点からみた政策的課題とは」をテーマに連続講演会を開催しております。 昨年10月に開催いたしました、フォーラム労働・社会政策・ジェンダー2024年度例会第1回「ひとり親支援策のこれまでとこれから」の報告集が完成いたしました。以下のフォームよりお申込みいただけます(無料・PDF)。

2024年度第1回報告集申し込み


  また、2024年度第2回の例会テーマは「ケアの再公共化とフェミニズムの政治―福祉国家・ケア・新自由主義」(2025年1月28日開催)で予定しております。

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2025年もフォーラム 労働・社会政策・ジェンダーをよろしくお願い申し上げます(運営委員 荒木)。



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フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー 2024年度例会シリーズ
「ケア・フェミニズムの視点からみた政策的課題とは」について

ここ数年、ケア論が改めて注目を集めています。
日本の政治・政策・制度がいかにケアを軽視・無視してきたか、それがいかに社会のジェンダー不平等につながっているかについては認識が共有されつつあると言ってよいかもしれません。
ですが、こうした「ケアへの評価」と、いま私たちが現実に直面しているあれこれの政策課題とはどうつながるのでしょう?
個々の具体的な政策に即して、私たちの手でそれを深堀りする作業が必要です。
そうでなければ、「ケア中心社会」という理念も、為政者と財界の手のなかで、あっという間に新自由主義のさらなる推進・深化の道具にされていきかねません。
いや、すでにそうなり始めているかもしれない。そんな危機感をもちつつ、でもピンチをチャンスに変えることもあきらめたくない。そんな思いで、当フォーラムの2024年度のテーマと例会を企画いたしました。皆様のご参加をお待ちしております。

すべてZoomによるオンライン開催です。
多くのかたのご参加申し込みをお待ちしております。

第2回 2025年1月28日(火)午後7時から9時(延長あり)
「ケアの再公共化とフェミニズムの政治 ―福祉国家・ケア・新自由主義」
■お話:山根純佳さん(実践女子大学教員)
■コメント:原 伸子さん(法政大学名誉教授)

第3回 2025年3月26日(水)19時~21時+α
「現金給付かケアかの二者択一論と新自由主義の怪しい関係」
■お話 北明美さん(福井県立大学名誉教授)
■コメント 竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
★「フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー」は、2010 年度に開催したセミナー「竹中恵美子に学ぶ」受講生有志が呼びかけて、セミナーで学んだ内容を活かしながら現代的課題について議論し、問題意識を深める目的で立ち上げられました。