いわてのジェンダー平等と多様性を考える県民有志のインスタhttps://www.instagram.com/iwate202506gender/ より



【活動報告🎥】岩手県花巻市で、映画「何を怖れる」フェミニズムを生きた女性たち を、いわてのジェンダーと多様性を考える県民有志、MHDSG(元花巻市男女共同参画推進員グループ)が共催で上映しました。

松井久子さんへ上映のお礼と皆さまからの「ひと言」をお送りしたところ、大きなエールをもらいました。



ドキュメンタリー映画
「何を怖れる」フェミニズムを生きた女性たち
上映会開催報告


1.開催日時 2025年11月22日(土)13:30~16:00
2.会場   花巻市まなび学園2階AVルーム
3.参加人数 16人(女性14人、男性2人 主催者含む)
4.おしゃべり会の概要
・今回も主催者と同年代の参加が多く、若い方々とどうつながっていくか。
・ぼーっと生きてきた自分を振りかえってしまった。
・とても感動したし考えさせられる映画だった。
・女性の団体・女性も抑圧するということに「はっ」とさせられた。
・家事の曜日分担に、双子を出産後、夫が洗濯を干してくれことを見てすごく非難されたのを思いだした。地域の男女のジェンダー視点のなさ、女性の発言が受け入れられなかったできごと。周囲の女性たちは「いい子」でいたいのだと思う。そうは言っても「その家庭」のあり方は尊重するが、モヤモヤする。
・男性側の意識の変化の無さ「若い男性たちは、保育園の送迎や家事をしている」
 しかし、「妻を働かせているから自分も家事をする」→「働いてなかったらしないの?」
 一見、家事・育児に参加している男性に見えて、根柢は変わっていないのではと思う。
・お互いに協力していけば…という男性の発言に「わかってない」との反論あり。
・女性が多い事業に参加する居心地の悪さ。
・自治体の少子化対策のズレ「子育て支援・就労支援」は本人たちのニーズなのか
 なぜ若い女性が地方に戻らないか「女性たちの居心地の悪さ」を全く理解していない。
・なかなか若い人とつながらない、参加者も少ない・・・が、こういう事(映画会など)を継続していくことが大事かなと思う。

*まとめ
盛岡市に出向かなくてもジェンダー平等について話せたり学べる場所を作り続けること。
学びの再会をしましょう。
次の目標は、岩手県で上映館がない「女性の休日」の自主上映したい「決意表明」!

✑松井久子監督へ伝えようあなたのひと言

⁂わたしのひと言

〇やっぱり社会を変えるには意識のある視点をもつ女性がまだまだ声をあげなくてはいけません。もっともっと連携を画り(原文のまま)、もっともっと声をつながっていかなければと思う。私、男性もともに支えます。
〇男女共同参画の時代と言われながら、女性の権利や地位の低さにとても悲しいです。気づいていない女性が多いことも問題ですね。「NO」と言えることも大事な一歩ですね。問題を投げかけて下さり感謝! 次世代明るい共同参画であれ~。
〇私もあの時代を生きてきましたが、ぼーっと生きてきました。又、ジェンダーの言葉は知っていても、いろんな集まりではまだまだだと感じています。それに対しての活動へ突入できない私を感じました。
〇初めて観ました。(ちなみに私は男性で上映会にご招待されました)後半の労働・戦争と女性の関係は考えさせられました。2014年の映画ということですが、新鮮に受け止めました。
〇知らなかった女性史を知ることができて良かった。怖れることなく前に進みたいと思います。

⁂主催者から
男女共同参画社会基本法が制定された2000年ごろは、地方の自治体でも女性の研修やセミナー、フェスティバル等の開催が盛んでした。いつの間にか、大きな事業や著名な講師の講演などは県庁所在地での開催が多くなりました。自分たちが住んでいる地域で「ジェンダーの話をしましょう!」と始めたのが、「もちよりジェンダーcafe」です。
今回は、ドキュメンタリー映画を観てのおしゃべり会でした。同じような時代を生きた自分のふり返りや気持ちの共有ができた良い時間となったのではと嬉しい気持ちです。このような時間からつながりや学びが広がるのだと思える一日でした。

https://www.instagram.com/iwate202506gender/ より