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『女子プロレスラーの身体とジェンダー ─規範的「女らしさ」を超えて』 合場敬子

2013.07.04 Thu

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.皆さんは女子プロレスをご覧になったことがありますか?個性豊かなコスチュームを身に纏った、多様な身体を持つ女性たちが、颯爽と登場し、激しく闘っています。

私が女子プロレスラーの身体に注目したのは、彼女たちの身体のあり方が、日本社会で多くの女性たちに要請されている理想の身体のあり方(美しく弱い身体)とは異なっているからです。

女子プロレスラー25人へのインタビューを行い、彼女たちの語りを分析した結果、幾人かの女子プロレスラーたちが、プロレスができる身体に自信を持ち、身体的力を獲得し、身体的エンパワーメントをしていることを明らかにしました。

さらに私は、彼女たちがプロレスという身体活動で獲得した恩恵を、プロレスをしていない、多くの少女や成人女性たちが共有するために、身体フェミニズムの必要性を説いています。

女子プロレスを見たことがない方でも、楽しみながら読めます。是非、彼女たちの声を聞いてください。(著者 合場敬子)

目次

第1章 女性の身体とジェンダー

第2章 女子プロレス興行の特徴と軌跡

第3章 プロレスラーになる夢 ─オーディション合格を目指して

第4章 プロレスができる身体への変容

第5章 闘う技能が生み出すもの ─自己防衛への応用

第6章 演技としての女子プロレスとジェンダーの変容

第7章 力を獲得する身体と挑戦される身体

第8章 身体変容と身体フェミニズム








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ:身体・健康 / / フェミニズム / 身体