2014.02.09 Sun
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.著者のファビエンヌ・ブルジェール(Fabienne Brugere)は、フランスのボルドー第3大学哲学教授である。
ボルドー都市共同体持続的発展委員会の委員長を務め、社会政策にも関与している。
本書は、C.ギリガンの「異なる声」による民主主義の深化をめざし、J.トロントの「傷つきやすさ」への配慮に依拠する社会を構想している。
そして、M.フーコーが「生政治」として考察したネオリベラリズムに、P.リクールがハイデガーから導出した「心づかい」を対置し、「ケア」とはなにか、についての哲学の視点からの議論となっている。
著者は、フクシマの後の世界で、どのようにしたら「ケア」の社会を展望できるのだろうかと、日本の読者に問いかけている。
なお、詳細については、次のブログを参照してください。 (共訳者 原山哲 )
http://forum-bridge-lilies.blogspot.jp/
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タグ:本 / ケア、正義、フェミニズム / ケアの倫理 / 生政治