ケア、正義、フェミニズム
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<書評>上野千鶴子著・チョウスンミ訳『ケアの社会学』<韓国語版> ◆池恩叔(ソウル大 比較文化研究所学術教授)
2025.01.07 Tue
よいケアはどのように可能なのか 日本を代表する社会学者であり女性学者の上野千鶴子の『ケアの社会学:当事者主権の福祉社会へ』(2011、趙スンミ・李へジン・孔ヨンジュ訳)が日本で刊行された年、私は東京で、父母を介護中の非婚者たちに関する現地調査をしていた。本を読んでいるとまれに著者に対する心の境界が解除され脳が連結されたような経験をする…
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2014.07.08 Tue
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.本書は、合衆国を代表するフェミニスト政治理論家の故アイリス・ヤングさんの遺作であり、かつ始めての邦訳書となりました。ヤングさんは、合衆国に限らず世界的に著名なフェミニスト哲学者であり、かつ、社会主義フェミニストの伝統を引継ぎ、実践家として反戦運動…
タグ:本 / フェミニズム / 正義、政治 / ケア、正義、フェミニズム / ケア
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『ケアの倫理ーーネオリベラリズムへの反論』 ファビエンヌ・ブルジェール
2014.02.09 Sun
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.著者のファビエンヌ・ブルジェール(Fabienne Brugere)は、フランスのボルドー第3大学哲学教授である。ボルドー都市共同体持続的発展委員会の委員長を務め、社会政策にも関与している。 本書は、C.ギリガンの「異なる声」による民主主義の深化…
タグ:本 / ケア、正義、フェミニズム / ケアの倫理 / 生政治
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2013.08.19 Mon
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.アリストテレス、ロールズにサンデル・・。およそ女性には関係ない話・・・? どうでしょうか。政治哲学は「社会全体」の正義について問うてきました。しかし実際には「正義」の理論家が考えてきた社会とは、女性を無視した「男性」だけの社会にすぎなかったのです…
タグ:本 / フェミニズム / ケア、正義、フェミニズム / スーザン・オーキン
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『希望の倫理―自律とつながりを求めて―』 岡野治子・奥田暁子編
2012.12.04 Tue
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.本書は、「フェミニスト倫理研究会」という小さなグループの女性たちによる、「3・11」によって見えてきた日本の社会構造の矛盾、とくにそのしわ寄せを受けている立場の人たち(「構造的弱者」)が抱えている問題点、及びそれを支えている既成の思考形態への批判…
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キテイ、牟田、岡野 『ケアの倫理からはじめる正義論--支えあう平等』
2011.09.17 Sat
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. 本書は、昨年2010年に翻訳刊行された『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』をよりよく理解するための、解説本であり、かつ、江原由美子さん、中谷猛さんの論考を含めて、日本にけるフェミニズム、政治思想史研究のなかで、『愛の労働』のもつ意味を明らかに…
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