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木村朗子 『女たちの平安宮廷──『栄花物語』によむ権力と性』

2015.06.11 Thu

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください. ◎オバチャンの啓示

 編集者にとって、帯の惹句は毎度アタマを悩ますところ。つい説明くさくなってしまいます。Amazonでの内容紹介の書き出しは、「本書は、平安時代の摂関政治がどのように権力を生み出していったか、そのしくみについて女たちの後宮世界からみていくものです」とまとめてみたけれど、これじゃあ全然ピンと来ないでしょ。さあ困った。
 ある朝、味噌汁をすすりながらTVニュースを見ていたら、娘の婚活パーティのために長野かどこかから上京してきた夫婦が出てきて、オバチャンの方が熱弁をふるっている。「ふーん、こういうことは女房主導。亭主関白ではないのだな。あれ、女房に関白! そうかっ。婚活を妊活に置き換えれば……」
 かくして生まれたのが「摂関政治とは壮大な妊活であった!」との文句。おかげさまで一部で大ウケとも聞きますが、まさにこういうことなんです。ご用とお急ぎの方もぜひお読み願いたし。損はさせません。(編集者 横山建城[よこやま・たてき])








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ:セクシュアリティ / / フェミニズム / 女性学

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