2012.08.07 Tue
お嬢さんは果たしてニートなのか? これは「Yes」でもあり「No」でもあるかと思います。というのも、「現在定職についていない」という点を見れば確かに「ニート」といえるかもしれませんが、「今たまたま仕事をしていない」という視点でみれば「単に求職中」ともいえるからです。
とはいっても、現実に収入を得ていないお嬢さんを抱えていらっしゃるのはご心配も多いかと思います。ただ、いたずらにせかすだけでは反発されるだけで、具体的な行動にはつながらないかと思います。そこで、作戦としては「親のすねの賞味期限を決める」ことだと思います。たとえば「あと3年はここにいてもいいけど、それからあとは独立してちょうだい」といった「締め切り」を宣言することです。その間に就職するなり、フリーランスで仕事をするなり、婚活するなり何らかのアクションを起こすことを条件に「モラトリアム期間」を与えるのです。
お嬢さんの場合、語学のスキルをお持ちだということですから、できればそれを何かの「形」にできるといいですね。たとえば通訳案内業などの国家資格を取ることを当面の目標にして、その資金援助までは親がサポートするという条件を提示してもいいかもしれません。いずれにせよ、ずっと実家暮らしで衣食住の面倒をみるという状態は、親御さんの老後を脅かしますし、何よりもお嬢さんの自立の機会を奪います。まだ時間的にも経済的にもゆとりのあるうちに一歩踏み出す基盤作りをぜひ進めてください。
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