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【元「慰安婦」の記録映画「“記憶”と生きる」劇場公開】
2015.07.03 Fri
いよいよ明日からです!
20年前の1994年12月からほぼ2年にわたって韓国の「ナヌム(分かち合い)の家」の元「慰安婦」のハルモニ(おばあさん)たちの証言と生活を取材・撮影しました。
百数十時間のその映像をほぼ1年がかりで編集し、戦後70年の今年、3時間半のドキュメンタリー映画として公開します。
映画に登場する7人のハルモニたちは全員すでに死去され、残った生前の証言と生活の記録映像は、今や貴重な歴史的資料となりました。
【劇場公開】
東京・アップリンク /7月4日(土)~ (順次、全国の劇場で公開予定)
1週目/1日2回上映(別々のスクリーンで)(①10時45分~/②12時50分~)
【内容】
【第一部】「分かち合いの家」(124分)
「ナヌムの家」で暮らす7人のハルモニたち。過去を忘れるための酒が手放せず荒む女性、息子に過去を知られ悩み苦んだ女性、戦後、結婚もできず孤独に生きてきた女性…、彼女たちの日常生活と共に、「慰安婦」の記憶や戦後の波乱の半生を語るその声を丹念に拾い、記録していく。
【第二部】「姜徳景」(91分)
「女子挺身隊」として日本に渡った姜徳景は、脱走後、国内で「慰安婦」にされた。望まない子を宿し、戦後帰国した彼女の波乱の半生。その体験と心情を姜徳景は絵で表現した。やがて肺がん末期と宣告される。
彼女が死を迎えるまでの2年間を追い、記録した。
映画の詳細・予告編は公式サイトをご覧ください。(http://doi-toshikuni.net/j/kioku/)
またこの映画制作の動機と経緯は、以下のWebコラムをご参照ください。
コラム「なぜ今、元「慰安婦」の記録映画なのか」
【前編】「映画『“記憶”と生きる』が出来るまで」
(http://doi-toshikuni.net/j/column/20150520.html)
【後編】「“加害”を語れない日本の中での抵抗」
(http://doi-toshikuni.net/j/column/20150525.html)
拙著『“記憶”と生きる 元「慰安婦」姜徳景の生涯』(大月書店/4月20日発売)も発売中です。 (http://www.otsukishoten.co.jp/book/b194614.html)
【広報とチケット販売・ご協力のお願い】
1)メール、ツイッター、フェイスブック、チラシ配布などで、この「“記憶”と生きる」の広報・宣伝にご協力いただけないでしょうか。
2)チケットの委託販売にご協力いただけないでしょうか。
特別割引券(1500円/当日券は1800円)を預かっていただき、販売にご協力いただけませんか(残った券は返却いただければ結構です)。
ご協力いただける方は、以下のアドレスに、お名前と送り先、必要な枚数をお知らせください。
【連絡先】doitoshikuni[a]mail.goo.ne.jp
※[a]を@に変えて送信。
ご協力をよろしくお願いいします。
7月3日 土井敏邦
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<以下、アップリンク上映時 トークショーの日程>
7/4(土) 10:45の回上映後:北原みのりさん(作家)、土井敏邦監督、12:50の回上映後:土井敏邦監督
7/5(日) 10:45の回上映後:高橋哲哉(哲学/東京大学教授)12:50の回上映後:土井敏邦監督
7/6(月) 10:45の回上映後:池田恵理子(アクティブミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」館長)
7/7(火) 10:45の回上映後:永田浩三(ジャーナリスト/武蔵大学教授)
7/8(水) 10:45の回上映後:雨宮処凛 (作家、活動家)
7/9(木) 10:45の回上映後:根岸季衣(俳優)
7/10(金) 10:45の回上映後:金富子(植民地朝鮮ジェンダー史/東京外国語大学教授)
7/12(日) 10:30の回上映後:李政美(歌手)
7/14(火) 10:30の回上映後:金優綺(在日本朝鮮人人権協会)
7/16(木) 10:30の回上映後:大野聖良(ジェンダー研究/日本学術振興会特別研究員PD)
7/18(土) 10:30の回上映後:梁澄子(日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表)
7/19(日) 10:30の回上映後:纐纈あや(映画監督)
7/23(木) 10:30の回上映後:安世鴻(写真家)