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ヒューマン・シネマ・フェスティバル2012開催のお知らせ 長澤順子

2012.10.02 Tue

 

ヒューマン・シネマ・フェスティバル2012 supported by AEON

無料映画祭10月より全国20ヶ所で開催決定

~ いじめ、難民問題…人間の生き様を描いた秀作を上映 ~

WANをご覧の皆様。はじめまして、私は特定非営利活動法人国連UNHCR協会の長澤と申します。今回は皆様に私たち協会が主催します映画祭についてお知らせしたく、この場をお借りいたします。

特定非営利活動法人国連UNHCR協会では10月13日(土)から28日(日)までの土・日曜日の6日間、「ヒューマン・シネマ・フェスティバル2012 supported by AEON」を全国20ヶ所で開催します。同フェスティバルは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所が2006年より毎年開催してきた「UNHCR難民映画祭」(東京)を、より多くの方にご覧いただけるよう、「UNHCR難民映画祭」の関連イベントとして2011年より全国規模で開催されています。第2回となる今年も、さまざまな人間の生き様を描いた秀作を無料でお届けいたします。

【 今年の映画祭テーマ  「知る」ことは私たちにできる大きな一歩 】

今なお世界には過酷な環境で力強く生きる人々が存在します。苦しみながらも希望を捨てず懸命に生きる彼らの姿は、家族や友人と過ごす時間がかけがえのないものだと改めて教えてくれます。映画をご覧になり現状を知ることが、私たちにできることを考えるきっかけになればと考えております。

作品概要


©Zentropa Entertainments16

『未来を生きる君たちへ』 (スウェーデン/2010)

デンマーク語・スウェーデン語/118/フィクション/監督:スサンヌ・ベア

愛と憎しみの間で揺れ動く父子の絆の物語

アフリカのキャンプで働く医師アントン。貧しさが犯罪を生む環境を目の当たりにし、デンマークに残してきたひとり息子を想う。一方、息子は学校で執拗ないじめにあっていた。人の心の善悪を浮き彫りにし、決定的な危機を乗り越え、さらに強く結ばれていく絆を描いた感動作。2011年米国アカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞W受賞。

© 2010 Incendies inc. (a micro_scope inc. company) – TS Productions sarl. All rights reserved.

『灼熱の魂』 (カナダ/2010)

フランス語・アラビア語/131/フィクション/監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

過酷な運命に翻弄された母の生き様を知った姉弟は・・・

不自然なほど子どもと距離を置いていた母が亡くなり、取り残された双子の姉弟。母が彼らに託した手紙は、今まで存在さえ隠されていた父と兄に宛てたものだった。彼らは母の故郷・中東にその手紙を届けようとするが、それは宗教・民族間の争いに巻き込まれた母が、生きることを決してあきらめなかった軌跡を追体験するものだった。2011年米国アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、カナダジニー賞8部門制覇。

©The Neighbourly TOMODACHI

『すぐそばにいたTOMODACHI』 (日本/2011)

日本語・ビルマ語/100/ドキュメンタリー/監督:セシリア亜美 北島

被災地復興に手を差しのべた難民たちと被災者の心の交流

2011年3月11日の東日本大震災を受け、被災者のために立ち上がったのは、95人もの日本で暮らすミャンマー難民だった。自分たちの生活もままならない中、それでも困っている人たちを助けたいと願う彼らの姿をカメラは追っていく。第6回難民映画祭オープニング作品。

 

日程・上映館・作品 (各会場2作品上映)

10月 13日(土)14日(日)

未来を生きる

君たちへ

灼熱の魂

すぐそばにいた

TOMODACHI

群馬

イオンシネマ高崎

北海道

ワーナー・マイカル江別

宮城

ワーナー・マイカル名取

新潟

ワーナー・マイカル新潟南

愛知

ワーナー・マイカル大高

三重

ワーナー・マイカル鈴鹿

京都

ワーナー・マイカル高の原

10月 20日(土)21日(日)

未来を生きる

君たちへ

灼熱の魂

すぐそばにいた

TOMODACHI

静岡

イオンシネマ富士宮

東京

ワーナー・マイカル板橋

大阪

ワーナー・マイカル茨木

広島

ワーナー・マイカル広島

福岡

ワーナー・マイカル福岡

熊本

ワーナー・マイカル熊本

 10月 27日(土)28日(日)

未来を生きる

君たちへ

灼熱の魂

すぐそばにいた

TOMODACHI

愛知

イオンシネマ岡崎

石川

イオンシネマ金沢

埼玉

ワーナー・マイカル浦和美園

神奈川

ワーナー・マイカル港北

東京

ワーナー・マイカルむさし村山

兵庫

ワーナー・マイカル三田

香川

ワーナー・マイカル高松

上映時間は1回目14:00、2回目 16:30

予約方法

公式HPはこちら 「専用予約フォーム」からオンライン予約

(10月1日10:00予約開始)

フリーダイヤルから予約 0120-540-732(月~土10:00~18:00、10月1日10:00予約開始)

上映劇場窓口での申し込み

(10月1日予約開始 ※時間は各劇場へお問い合わせください)

*一部変更になる可能性があります

*上映時間などの詳細は、上記上映会場にお問い合わせください

私がこの映画祭に参加しましたのは、昨年偶然目にした求人で、運良く受かることができたからですが、それまで、難民支援であったりチャリティであったりということに、あまり目を向けてこなかったので、この機会に勉強ができたらと思っていたのも事実です。この日本でふつうに生きていると、なかなか海外の

「難民問題」というものに触れる機会はありませんが、そういう問題があることくらいは知っていました。けれども自分で何かどうこうできるものではないのではないか?また関われるとしてもどうやって?といろいろな理由をつけて、深く考えないでいたのでした。

実際、この仕事に関わるようになって、「難民問題」というのは実は身近な問題でもあるということに気づかされました。昨年の大震災の折、未曽有の災害でしたので、まさに住む所も着る物もなしに放り出されてしまわれた方々がたくさんいらっしゃいました。もし自分が被災者だったらどうなっていたでしょうか?

この映画祭を通して、私は昨年非常に多くの事を学びました。

そこでわかったことは、ニュースだけでは知りえないこともあるということです。昨年取り上げた映画は、

ドキュメンタリーが多かったのですが、その中に出てくる世界各国の難民たちの生活状況はとてもいいものではありません。しかし、どの作品でも、登場人物の心には希望があることを感じました。今日つらくても、明日はきっと幸せになれるという思いを感じ取りました。

映画は何をしなくても、登場人物の心が観ている人の心に流れ込んできます。それはフィクションであろうと、ドキュメンタリーであろうと変わらないと思います。どうぞこの映画祭にいらしていただき、たくさんの心を持ち帰っていただけましたら幸いです。

国連UNHCR協会

長澤順子

報道関係の方のお問い合わせ先

株式会社プラップジャパン

担当:五味渕、山口

Tel 03-4580-9104 Fax 03-4580-9130

E-mail humancinemafestival2012@prap.co.jp

報道・一般の方(ご掲載用)お問い合わせ先

特定非営利活動法人 国連UNHCR協会

担当:中村、長澤

Tel 03-3499-2451 / Fax 03-3499-2273

E-mail nagasawa@japanforunhcr.org

タグ:映画 / 長澤順子