アートの窓

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<展覧会>「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」(森美術館)

2012.05.01 Tue

2月4日(土)から森美術館で開催されている「イ・ブル展」

「プロセスが作品」と彼女が語るように、1990年代から20年以上にわたる足跡を辿る展覧会は触発されるものでした。

「いつも別の何かを探しているのが素晴らしく、残酷で惨めで、同時に幸せで楽しい。そればどいうことなのかを見極めたい20年。サブタイトルの『私からあなたへ、私たちだけに』は、暖かくて愛おしい」

会期: 2012年2月4日(土)〜 5月27日(日)
会場: 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

「イ・ブルは1990年代以降、韓国を代表する現代アーティストとして国際的に活躍をしてきました。彼女の作品は、世界の終わりを描いた映画に登場する、機械と人間が融合したようなサイボーグ、スペース・カプセルのようなカラオケ・ポッド、あるいはキラキラと輝きながらも崩壊しそうな建築・都市模型など、多様な素材や技法を駆使した立体が中心です。軍事政権から民主化へと移行した韓国で作家活動を続けてきたイ・ブルは、20年以上にわたって、究極の身体や理想の社会など、捉えようとしても特定の形にできない『何か』を追い求めて来たとも言えるでしょう。本展ではその代表作を『つかの間の存在』、『人間を越えて』、『ユートピアと幻想風景』、『私からあなたへ、私たちだけに』という4セクションで紹介しつつ、イ・ブルの制作現場を想わせる「スタジオ」セクションでその発想の根源でもあるドローイングや模型を展示します。サブタイトルの『私からあなたへ、私たちだけに』は、イ・ブルが追究してきた『何か』をみなさん一人一人とのパーソナルな関係のなかに見出そうとする彼女からのメッセージでもあります。展覧会の空間でそのメッセージを是非、体感してみてください。」(森美術館サイトから)

4月21日(土)の金 惠信さんによるレクチャー「社会と歴史を着こなしてみる、見せる—イ・ブルの表現と現代韓国」も示唆に富むものでした。

(gaap)

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タグ:アート / パフォーマンス / フェミニズム / Feminism / ジェンダー / イ・ブル展 / 金 惠信 / プロセス / 私からあなたへ、私たちだけに / 森美術館