
岸かおる 《unaware》 2014 (砂糖、ジオラマ人形、模型、アクリル板、 w450 x d450 x h19mm
■岸 かおる 個展 「兆し」
Kaoru Kishi Solo Exhibition
■2016年2月19日[金]− 3月19日[土]
11:00 – 19:00(日曜・月曜・祝日 休廊)
February 19 - March 19, 2016
Closed on Sunday, Monday, and national holidays
■オープニング レセプション:2/19(金)18:00~20:00 入場無料
広島を拠点に、女性のからだや生活、医療、社会を独自の視点でとらえなおし、表現して来た岸さんの個展「兆し」が、東京のgallery tで開かれます!
岸さんは、子育てが一段落した50代になってから、広島市立大学大学院で勉強を始め、2015年、同大学院・芸術学研究科博士課程を修了しました。私は、大学院で勉強を始めた岸さんと出会い、これまで女性アーティストが制作してきた身体表現や、ジェンダーの視点からの美術の歴史について、たびたびメールを交わしてきました。研究しながら、制作実践を続けられる岸さんの作品には、毎回、驚かされます。
今回の個展では、心臓移植に着目して制作した作品《Spare-part》を中心に展示するそうです。東京の皆さん、ぜひ、ご覧ください!
岸かおるさんは、2月19−20日、3月18−19日を在廊予定にされていますが、変更の可能性もあるので、随時、画廊に直接ご確認ください。
(北原恵)
■作家・岸かおるさんの言葉から
「兆し」
私は広島で生まれ育ち、普通の主婦として暮らしながら制作活動
をしている。
小さな家庭という場に居ながらも、最近世界のうねりを感じる。
社会で起こる様々な出来事。テロ、気候変動、災害。
社会が不安定になり、暴力の高まりを生み出している。
世界はネットで繋がれ、交通も発達し、より狭く小さくなった。
今や、誰もが世界中で起こる事件の当事者といえる。
だからこそ私たちは、より敏感に「兆し」を感じ取らねばならない。
2015年12月19日
岸かおる

岸かおる 《spare-part》 2013、ゼラチン、 w100×d115×h60mm
■作家略歴
岸 かおる | Kaoru Kishi
1956 広島県生まれ
1980 京都工芸繊維大学工芸学部意匠工芸学科卒業
2015 広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了
■主な展示
2014 個展「KINGSTON Fuji」、Toilet Gallery、KINGSTON、イギリス
「かべのあなと地形学」、カモメのばぁばぁ、横川、広島
2013 「横川モンマルトル商店街みんなでアーティスプロジェクト」横川、広島
個展「spare-part」広島芸術センター、広島
2012 「Depart」旧加藤海運倉庫、宇品、広島
個展「connect」ボーダレス・アートギャラリーHAP、広島
2011 「核廃絶プロジェクトp-now」絵本制作に参加 、広島
「every day girls 」Aina Haina、広島
「7/19展」、広島市立大学、広島
「ゲンビどこでも企画公募2011展」、広島現代美術館、広島
、
作品《cover》秋山祐徳太子賞受賞。
2010 「現代表現院生による発表会」広島市立大学、広島
「ヒロシマートプロジェクト2010」吉島、広島
「For You」FULAXUS、広島
2009 「広島アートプロジェクト2009・吉宝丸」吉島、広島
■スライドの作品
◇Title:spare-part
制作年:2013年
材質:ビーズ心臓:ビーズ、糸、錦織布、木粘土、チョコレート心臓:チョコレート
サイズ:ビーズ作品:h280×w128×d88 mm(台込み) 心臓:h60×w100×d115mm
チョコレート心臓:h40×w68×d70mm
◇Title:connect
制作年:2012年
材質:古靴下、詰め綿、単芯ビニールコード
サイズ:インスタレーション
慰安婦
貧困・福祉
DV・性暴力・ハラスメント
非婚・結婚・離婚
セクシュアリティ
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