小林美香氏 講演会
「Fenicsサロン:写真表現から読み解く、妊婦への眼差し」

日時:2016年10月15日 13:00-16:00
場所:東京外国語大学本郷サテライト8F
共催:小林美香(写真研究者・東京国立近代美術館客員研究員)
+FENICS(椎野若菜・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
資料代500円・申し込み不要
問い合わせ:fenicsevent@gmail.com

https://www.facebook.com/events/1743067295968089/

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小林美香さんが、「写真表現から読み解く、妊婦への眼差し」という講演会でお話しされます。
右手で左胸を隠すように包み込み、自分のビール腹を左手で下から大事そうに抱える男。そのポーズだけで、なぜか、妊娠しているように見えてしまう不思議さ! 面白さ!
  巷でよく見かけるマタニティフォトって、いつからどんな風に広まったんだろう? 表現に特徴はあるの? それは、今を生きるわたしたちに、どんな影響を与え、どんな意味を持っているんだろう? 長年、写真を研究してこられた小林美香さんが解き明かしてくれます。超、お勧めです!
(北原恵)

ーーーーーー以下、主催者のお知らせ、引用--------------
FENICSは地球上のあらゆる地域において、自然、文化等の研究をおこなう研究者が分野の異なる人々との出会い、知的刺激を求めてたちあげたNPO法人です。今回は写真研究者と写真家によるイベントです。

マタニティフォト(出産を間近に控えた女性が撮影する記念写真)は、2000年代末から急速に広まり、雑誌やインターネット、SNSのようなメディアでさまざまな反響を引き起こしています。マタニティフォトの表現の変遷を辿りながら、女性の身体の表象に関わるさまざまな要素(アート、ファッション、人種、セクシュアリティ、生殖医療など)について考えていきます。

クロストーク 馬場磨貴×小林美香

写真家の馬場磨貴さんは、風景の中に巨大な妊婦の姿を合成した写真作品を制作し、写真集『We are here』(赤々舎 2016)を発表しました。作品制作の経緯や作品に込めた想いなどをお話し頂きます