
アンネ・フランクが迫害を逃れて潜んだ《隠れ家》で
13歳から15歳の日々をつづった『アンネの日記』は
いまなお多くの人に読みつがれています。
アンネが生きたのはどのような世界だったのでしょう。
これまで子どもたちから寄せられた、たくさんの質問に答えるため
アンネ・フランク・ハウスは、この本をつくりました。
その誕生から死、そして今までを多くの写真や資料でたどります。
アンネのこと、すべて。
「ヒトラーはなぜユダヤ人を嫌ったの?」
「《隠れ家》は退屈じゃない?」
「だれがアンネ・フランクを裏切った?」
「私の望みは、死んでからもなお生きつづけること! 」
アンネは日記にそう書きました。
アンネが生きていれば今年で89歳。
2018年の今、この場所で、アンネの生涯を、彼女が生きた世界を伝えることの意味を考えながら、翻訳しました。
NPO法人ホロコースト教育資料センターで長年活動されていらした石岡史子さんが日本語訳監修、ポプラ社の編集の小原解子さん、アートディレクションは緒方修一さん、よねむら知子さん野坂悦子さん他、たくさんの方々のご協力のもと、熱い想いのつまった日本語版になります。
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