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・十代の加藤周一が開戦まで書き続けた「幻のノート」
・戦争・ファシズムに向かうなかで、紡いだ思索の軌跡
・現代の若者が読み、「戦争の時代」を問う!
加藤周一の「青春ノート」が発見された。17歳の1937(昭和12)年から1942年の開戦に至る時代を反映した未公開ノートで、加藤の元編集者で立命館大学の鷲巣力はこれについてNHKのプロデューサー塩田純に声をかけた。それによってディレクター渡辺考が、鷲巣とともにこの「青春ノート」を学生たちに読ませるというドキュメンタリー番組を作成した。
これまでも『加藤周一を読む』(岩波書店)、『「加藤周一」という生き方』(筑摩書房)などの著書がある鷲巣力と、『戦場で書く~火野葦平と従軍作家たち』、重松清との『最後の言葉』、『自らの言葉で立つ~思想家・吉本隆明」(NHK・戦後史証言プロジェクト)などすぐれた番組づくりを行い、そのいくつかを書籍化している渡辺考が、このドキュメンタリーに基づきつつ、加藤にとっての戦争、そして著作との関係を含めて提示する書籍。上野千鶴子、池澤夏樹、樋口陽一らの発言を含め、現代に加藤の著作と思考の軌跡、さらに「戦争の時代」を問う。