賛同署名の結果のお知らせ:トランス女性に対する差別と排除とに反対するフェミニストおよびジェンダー/セクシュアリティ研究者の声明

                                           2019年4月25日
 
「トランス女性に対する差別と排除とに反対するフェミニストおよびジェンダー/セクシュアリティ研究者の声明」(以下、声明)に寄せられた賛同者数・賛同者名(公開可とされた方のみ)を発表いたします。有効な賛同者数は2,715名でした。
 
賛同者募集の過程で、署名の対象となる方について分かりにくいというご指摘をいただきました。当初は教育・研究の関係者からの署名を想定していましたが、賛同の状況を踏まえ、幅広い方達から署名を募る方針に変更いたしました。また、変更にともない、署名の締め切りを4月10日(水)に延長しておりました。
 
なお、この声明の目的は、トランス女性に対する差別と排除とに反対するフェミニストおよびジェンダー/セクシュアリティ研究者の存在と意志を確認し宣言することであり、署名はそれに賛同する方々の存在を賛同署名という形で表現して頂いたものです。署名が何らかの機関あるいは企業に提出されることはありません。
  
また、署名結果の内容は、こちらからダウンロードしてご覧いただけます(PDF)
公開可とされた賛同者名と、ご署名時にいただいたコメントの一部を抜粋して掲載します。ぜひ、ご覧ください。


これほど多くの方達が賛同の署名をくださったことに、あらためて感謝します。とりわけ、フェミニズムに支えられてきた経験があるから、フェミニズムへの期待があるからこそ、トランスジェンダーへの差別や排除に反対します、というコメントが数多く寄せられたことも、呼びかけ人としてとても心強く感じています。
 
呼びかけ人は、今後もトランスジェンダーの存在を否定したり価値を引き下げたりするあらゆる言説・実践に反対していきます。現在わたしたちが暮らす社会は、トランスジェンダーの尊厳と権利が十分に尊重されていない状態にあります。現状に問題意識をもち、変えていく意思をもった人たちの間に重層的なネットワークを形成すること、そうしたネットワークをいかしさまざまな取り組みを粘り強く続けていくことが重要です。今回の署名活動が、わたしたち一人ひとりが関与する場(教育現場、職場、地域等)でのネットワークづくりを進めていくためのきっかけとなれば幸いです。



「トランス女性に対する差別と排除に反対するフェミニストおよびジェンダー/セクシュアリティ研究者の声明」呼びかけ人一同
問い合わせメール:withtransgender@gmail.com


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